人物イラスト、股問題
カッコイイ立ち絵やアクションポーズを描きたい!…でも人間の下半身てどう捉える?特に男性キャラの…股間の構造物てどうなってんの?どうイラストに落とし込めばいいの??という疑問を深堀りしてみました。
足の付け根の構造を理解しよう
※以下には模式的ではありますが、裸に近い画像や性器表現があります。
男性特有の構造物は気にするほど存在感のあるものではないのですが、これがあるものとして服を着せることで「下半身が女の子みたい?」現象を避けましょう。仕上がった絵にはあまり影響はないかもしれませんが、構造物の位置関係とお尻の特徴を理解しましょう。
基本のズボンを着せてみよう
どんなにシンプルなズボンでも4枚程度の布を縫い合わせています。縫い目を観察し、デッサンに役立てましょう。ズボンの真ん中の縫い合わせは人体の正中線と重なるので、描き込むメリットがあります。
色んなズボンを着せてみよう
まずは基本のズボンに近く、汎用性の高いスラックス。スラックスぽく見せるコツはセンタープレスという折り目をしっかり描くことです。これは足の中心線のガイドにもなるので、是非描いて活用しましょう。
シンプルでお洒落なジョガーパンツは難易度で言うと実は高めです。衣服は装飾が少ないほど描くのが難しい、というのが経験からの所感です。
ジーンズはそれっぽく見せるのが比較的簡単なので(理由は装飾や縫い目が多いから)、描き込みを敬遠せずにどんどん描いてみてください。メジャーな衣類だけに色んな型がありますが、写真や現物をよく見て描いてみてください。
どのズボンを描くときにも言えるのは、まず資料を見ようです。綺麗な皺やカッコイイスタイルを表現したければ写真がいいし、作りや素材感を研究したければ現物もいいですね。
少し実用的な所見です。少し斜めの角度から見た股とズボンを描いてみました。色んな写真や絵が上手い人の描いた皺を見ると気付くと思いますが、多くのズボンの下腹部に当たる場所には横の皺ができやすい。逆に言うと、(よく観察や考察をせず)縦の皺を描いてしまうと違和感が出てしまうということなのです。
ただ、すべてのズボンに関してはこの限りではなく、ゆったりとしたステテコ風やコクーン型のズボンなどは縦の皺が出ることはあります。
かっこよいズボンおよび股部分を描くコツは、描く前にキャラクタがどんなズボンを履いているのか明確に想像しイメージに合った資料を探してよく観察することです。凡百の事いうんじゃねーよ!と思われるかもしれませんが、このnoteで説明したような人体の形や服の基本的な造りの知識があることは観察の助けとなると思います。
カッコイイ股描こう!
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