全親に次ぐ。今すぐ「BOSS BABY」を視聴せよ(悪いことは言わんから)。

8月からこっち壊れて画面が半分しか見えなくなっていたテレビを買い替えたので、いっちょ映画でも観ようや!と以前から気になっていた「BOSS BABY」を見ました。

作品自体は話もそれはもうよくできていて、ストーリーは子供向けにしては多少込み入っているかな…という印象ですが息をつかせぬドタバタと強引に笑わせに来るスタイル、赤ちゃんの可愛らしさで退屈とは無縁の1時間37分でした。

当然ながら映画には両親が(両親が)(両親が)(両親が)子育てをするシーンが数多く登場するのですが、注目すべきは食事のシーン。

まず基本的に手作りの食事が出てこない。0歳児のお世話でてんやわんやの中、両親と兄である主人公の食事はピザや中華のテイクアウト。赤ちゃんには瓶入りの離乳食。

両親が(両親が)洗濯をしたり赤ちゃんをあやすシーンはあるけど、食事を作るシーンがない。

まさにカルチャーショック。私の知っている子育てと違う!!

私は日本の丁寧でオーガニックな食事や離乳食による子育てを否定したりはしないし、アメリカの家庭であっても全てが作中のような食事事情とは思ってないです。私が作品から受け取ったのは「子育て、特に赤ちゃんのお世話って滅茶苦茶大変。大人二人係でも毎日くたびれ果て、自分たちの事にも気を回せないほど大変。それは「両親」にとっての大切な役割で、お互いに協力して乗り切るものなんだ。毎 日 が そ の 場 凌 ぎ 。」というメッセージです。

主題とは別のところで、大きなメッセージが受け取れる良作でした。お子さんが小さい方も、もう大きいお子さんをお持ちの方も、まだ子供いないという方も、子供だよって方にもおすすめできる作品です。


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