デザイナーによるデザイン解説ブログ

フリーランスのアートディレクター/デザイナーによるブログ。主にベンチャー企業と業務委託…

デザイナーによるデザイン解説ブログ

フリーランスのアートディレクター/デザイナーによるブログ。主にベンチャー企業と業務委託契約で制作してます。UI、Web、紙媒体など作っています。現在週2程度の業務委託案件も受け付けております。相談もお気軽にどうぞ。 https://www.halfmoonjourney.com

記事一覧

思い出。僕がデザイナーになった経緯3。

ちょっと時間が空きましたが前回の続きです。 最初は順調でカメラマンの腕に感動してた前半 専門学校時代の卒業制作で「カメラマンと組んでみたい」との思いからフォトグ…

展示会に出る企業様が増えてる

最近展示会に出るベンチャー企業様が増えてるように思います。コロナが終わった影響もあるかと思いますが、個人的にはBtoBの見込み客を捕まえるのに適した広告先だと思って…

デザイナーが毎日使ってる道具について

今回はデザイナーの僕が毎日使ってる道具について書こうと思います。(こういう仕事周辺の話も興味ある人いるのかなと思って)大した話ではありませんが気が向いたらお読み…

ベンチャーがデザイナーを雇うタイミングとは?できるだけ具体的に書きます。

最近気付いたのですが、ここ何年もの間お付き合いさせていただいてる企業様はベンチャー企業様が多く、いろんなベンチャー企業を見てきました。そこで今回は「ベンチャーが…

思い出。僕がデザイナーになった経緯2。

ちょっと今回も前回の続きを書きます。 前回高校時代の話でしたが、今回は専門学校です。 高校卒業後、東京へ上京してデザイン専門学校のグラフィックデザイン科へと入学…

思い出。僕がデザイナーになった経緯。

フリーペーパーの1ページくらいでまとまってるエッセイを読むのが好きなんですが、その中でたまに「すごく良いなぁ」と思うものが時々あります。大体本人の昔話か、遠い国…

楽な道はない。やっぱりブランディングは地道にやるのが正解の気がする。

昔デザインの専門誌で読んだのですが、ブランディングに言及する記事で有名デザイナーが「ブランディングは1個1個地道にやるしかない」というインタビュー記事が載っていま…

「どういう印象で見せるか?」というやり方。それがデザインだと思うの。

デザイン制作において基本と呼ばれるやり方がたくさんあります。文字は読みやすい大きさで本文はこのくらいのサイズとか、色が与えるイメージとか、目立たせたい物は大きく…

UIもwebもグラフィックも…、見た目はデザインじゃないよ!

この前久しぶりにデザインの勉強会に参加し、流れでエンジニアの方や若いデザイナーと話しましたが、正直疲れました…。 会話の中でエンジニアの方が「デザインってどうや…

ブランドガイドラインマウントに気を付けよう。自分の頭で考えるのも大事だよ

ロゴやUIを扱っていると「ガイドライン」と呼ばれるものを守るよう言われることがあります。色を変えたらダメとか形を変えたらダメとか、やってはいけないことを書いた一覧…

ロゴのリブランディングについて。明確に上手いと下手の差があるよ。

テレビ東京(テレ東)のロゴが変わりましたね。テレ東と言えば午後のロードショーなんかでお世話になっておりますが(午後のロードショー好き過ぎて公式のTシャツも持って…

企業にデザイナーは必須になったなぁと感じてる。時代の変移とニーズの変化。

ここ1~2年、企業様の会社内にて週2日ほど働いているのですが、昔に比べてデザイナーの立ち位置もだいぶ変わったように思います。 僕が若かった頃(つまり昔)、デザイナ…

コンポーネントを作るのは難しい

先日関わらせている企業様のUIで、やっとコンポーネントが作れそうなところまで漕ぎ着けました。サービス初期の何もないところからスタートして結構な時間がかかったのでと…

仕事依頼について

仕事依頼のページをご覧いただきありがとうございます。「デザイナーを探している」みたいな方がいるかもしれないので、仕事依頼のページも作っておくことにしました。 お…

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。2024年も始まりました。今年もよろしくお願いいたします。新年なので抱負などを書いておきたいと思いブログにしました。やる気も回復して…

今年の振り返り

もうすぐ2023年も終わりということで、最後に1年を振り返ってみたいと思います。 今年はベンチャー企業様数社でひとりデザイナーとして働くことが多かった年だと思います…

思い出。僕がデザイナーになった経緯3。

ちょっと時間が空きましたが前回の続きです。 最初は順調でカメラマンの腕に感動してた前半 専門学校時代の卒業制作で「カメラマンと組んでみたい」との思いからフォトグラファー科の人に撮影を頼んでいざ当日。本番です。事前に小物の準備からモデル役の人の手配、入念な事前打ち合わせと思いつく限りの準備を済ませ撮影に臨みました。段取りは前半に背景となる物撮りをして、後半で人物撮影、後日データをもらって背景と人物を合成してポスターにするという手はずでした。フォトグラファー科のカメラマンも当時

展示会に出る企業様が増えてる

最近展示会に出るベンチャー企業様が増えてるように思います。コロナが終わった影響もあるかと思いますが、個人的にはBtoBの見込み客を捕まえるのに適した広告先だと思っています。ここ最近私のところにも「展示会出ようと思ってそのデザインを…」という話がちょいちょい入ってきています。そこで今回は展示会のメリットを書いてみたいと思います。 1.わかりやすい まずはこれです。展示会に来ているお客さんは業界内の企業の方のみに絞られるのでとてもわかりやすいです。会場に来ている方の多くが見込み

デザイナーが毎日使ってる道具について

今回はデザイナーの僕が毎日使ってる道具について書こうと思います。(こういう仕事周辺の話も興味ある人いるのかなと思って)大した話ではありませんが気が向いたらお読みください。毎日使ってるツールはいくつかありますが、かなりオーソドックスなものばかりです。 MacBookPro(14inch) まずはMacですね。僕は結構おじさんなので「デザインと言えばMac!」なんて言われてた頃からデザイン作ってるのでその流れでずっとMacです。正直Winも慣れてればどっちでもよいと思ってます。

ベンチャーがデザイナーを雇うタイミングとは?できるだけ具体的に書きます。

最近気付いたのですが、ここ何年もの間お付き合いさせていただいてる企業様はベンチャー企業様が多く、いろんなベンチャー企業を見てきました。そこで今回は「ベンチャーがデザイナーを雇うタイミングっていつ?」ということを書いていきたいと思います。一般的にはデザイナーを雇うタイミングって分かりづらいようなので、デザイナーが思うデザイナーを雇うタイミングという、ややよくわからないお題目で書いてみたいと思います。 起業初期は業種による まずは起業したばかりの頃です。この頃は完全に業種によっ

思い出。僕がデザイナーになった経緯2。

ちょっと今回も前回の続きを書きます。 前回高校時代の話でしたが、今回は専門学校です。 高校卒業後、東京へ上京してデザイン専門学校のグラフィックデザイン科へと入学しました。入学してからわかりましたが、クラスの人達もいろんな出身の人がいて、千葉埼玉神奈川はもちろん、岩手とか鹿児島とか福島とか、果ては韓国からの留学生もいたりしました。4月から早速授業がスタートした訳ですが、僕はその中で3人の男達と仲良くなっていくのでした。 授業自体は色彩だったり、グラフィック基礎、タイポグラ

思い出。僕がデザイナーになった経緯。

フリーペーパーの1ページくらいでまとまってるエッセイを読むのが好きなんですが、その中でたまに「すごく良いなぁ」と思うものが時々あります。大体本人の昔話か、遠い国のライフスタイルの話なのですが、最近も良いエッセイを読んで触発されたので僕がデザイナーになった経緯の昔話でも書いてみようかなぁと思います。(ちなみに自分のことを言うのはあまり好みではないので飽きた時点でこの話は終わりにしようかとも思っています。) 17歳が最初 僕が「デザイナーになろう」と思い出したのは高校3年生の頃

楽な道はない。やっぱりブランディングは地道にやるのが正解の気がする。

昔デザインの専門誌で読んだのですが、ブランディングに言及する記事で有名デザイナーが「ブランディングは1個1個地道にやるしかない」というインタビュー記事が載っていました。当時ブランディングが流行っていた時期でもあったので、もっと派手なデザイン論を挙げる記事や論調も多い中、ずいぶん地味なデザイン論だと思っていたのですが、最近よく理解できるようになりました。今では僕もこの「地道にやるしかない」派です。 ブランディングが流行っていた頃、その一環として「クレド」というものも流行りまし

「どういう印象で見せるか?」というやり方。それがデザインだと思うの。

デザイン制作において基本と呼ばれるやり方がたくさんあります。文字は読みやすい大きさで本文はこのくらいのサイズとか、色が与えるイメージとか、目立たせたい物は大きく視線誘導で左上からがいいとか、まぁデザイン学生1年生が習う感じの基礎理論ですね。最近、この手の話が嫌いです。 「家で隙間時間にデザイナーで稼ぐ」的なキャッチコピーでスクールに誘う団体とか、「デザインの添削」みたいな事を謳う団体とか、そういう方達がSNSでたくさん増えて、そこから卒業した初心者レベルのデザイナーがたくさ

UIもwebもグラフィックも…、見た目はデザインじゃないよ!

この前久しぶりにデザインの勉強会に参加し、流れでエンジニアの方や若いデザイナーと話しましたが、正直疲れました…。 会話の中でエンジニアの方が「デザインってどうやって作ってるの?」と聞かれ、そういう話になったのですが、これが疲れる原因でした。エンジニアの方はデザイン制作プロセスもプログラミングと似たような思考で考えていたので(結構多い)、作り始める前からデザインが見えているような話し方をしていたのですが、デザイン制作過程において答えが見えてるケースって稀です。商品情報や特徴、

ブランドガイドラインマウントに気を付けよう。自分の頭で考えるのも大事だよ

ロゴやUIを扱っていると「ガイドライン」と呼ばれるものを守るよう言われることがあります。色を変えたらダメとか形を変えたらダメとか、やってはいけないことを書いた一覧がガイドラインです。特にロゴだとブランドガイドラインと呼ばれたりします。この「ガイドライン」ですが、僕は作る側になることもあるし、ロゴなどいただいた際に守る側になることもあります。そこで思うのが「ブランドは守るものであってマウントを取るものではない」ということです。 時々ガイドラインマウントとでも呼べそうなくらい、

ロゴのリブランディングについて。明確に上手いと下手の差があるよ。

テレビ東京(テレ東)のロゴが変わりましたね。テレ東と言えば午後のロードショーなんかでお世話になっておりますが(午後のロードショー好き過ぎて公式のTシャツも持ってます)、ロゴのリブランディングは25年ぶりとのことで結構時間経ってたんだなぁと思います。リブランディングのタイミングとしては十分過ぎる時間が経っていますが、新しいロゴを見て安心した気持ちになりました。 変なデザイナー使ってない 安心した理由はこれに尽きます。たまにリブランディングであからさまに違うロゴを作るデザイナー

企業にデザイナーは必須になったなぁと感じてる。時代の変移とニーズの変化。

ここ1~2年、企業様の会社内にて週2日ほど働いているのですが、昔に比べてデザイナーの立ち位置もだいぶ変わったように思います。 僕が若かった頃(つまり昔)、デザイナーの働き先と言えば広告代理店や制作会社がほとんどでした。資生堂とかサントリーみたいな大企業だとデザイン部署があったりするのですが、ほとんどの企業にデザイナーという職種はなくデザインを作ると言えば外注するのが当たり前の時代だったと思います。 ところが今は僕が企業内でデザインを作るように、各企業に1人はデザイナーがい

コンポーネントを作るのは難しい

先日関わらせている企業様のUIで、やっとコンポーネントが作れそうなところまで漕ぎ着けました。サービス初期の何もないところからスタートして結構な時間がかかったのでとても嬉しかったです。そこで「コンポーネントを作るのは難しい」と感じました。 最初にUIを作った時はペルソナに沿ったワイヤーフレームがある状態でした。ただ、サービスがスタートしてないのでもちろん仮想で「こう使われるであろう」という状態です。さらにサービス自体もどんなコンテンツに人気があるのか、ユーザーがどう画面遷移す

仕事依頼について

仕事依頼のページをご覧いただきありがとうございます。「デザイナーを探している」みたいな方がいるかもしれないので、仕事依頼のページも作っておくことにしました。 お問い合わせはこちらから ogawa0404t@yahoo.co.jp 経歴 1983年宮崎県生まれ。デザイン系専門学校卒業後、デザイン制作会社数社で約10年ほどデザイナーとして従事。その後フリーランスとして独立。web,UI、ロゴ(CI/VI)、グラフィックデザイン、紙媒体など幅広くデザインを作っています。最近はベ

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。2024年も始まりました。今年もよろしくお願いいたします。新年なので抱負などを書いておきたいと思いブログにしました。やる気も回復してきてますのでデザインへの一層の努力と今後、自分がどういう風に進むのか方向性をはっきりできたらなぁと思っています。 デザインに関しては主に3つを重点努力項目にしたいと思っています。まず1つ目にUI。具体的に言えば立ち上げ時のペルソナやカスタマージャーニーを元に作るUIではなく、ユーザーを見ながら改善していくグロース

今年の振り返り

もうすぐ2023年も終わりということで、最後に1年を振り返ってみたいと思います。 今年はベンチャー企業様数社でひとりデザイナーとして働くことが多かった年だと思います。(フリーランスなので社員ではなくリモートや企業にお伺いして打ち合わせして制作したり、エンジニアに近い形態です。)企業内にデザイナーは一人しかいないのでなんとなくで来た依頼をまとめて形にしたり、方向がバラバラだなと思うものをそれとなく話の中でまとめたりして、僕の得意なアートディレクションの部分も多く発揮できた年な