2人目 ひたすらケチな緊縛男

緊縛撮影も、以前は受けていました。
と言っても、手首だけだったり、いわゆるアーティスティックなやつね。
エロ目的は、お受けしていませんでした。
文面でなんとなくエロ目的かどうかはわかるんです。

この方もアート目的ではあったので依頼をお受けしました

アート目的ではあったが…こんなにケチってあり得る!?

ってぐらいのケチさでした。
まず、撮影場所は都内のファッションホテル。密室に入るときは、入る前に身分証を写メらせてもらいます。
彼が取り出したのは、コンデジ。いわゆる小さい普通のデジタルカメラ。
それでもいい写真を撮る人はとるし、
「絵画とかのデッサン用かなー」なんてのんびりとかまえるわたし。

彼はおもむろにデジカメを撫でながら自慢しました。

「これ、5000円だったんだ!君のモデル代と同じ!!」

なんびみょーにカチンとくる言い回しでありますw

飲み物は持参の水でした。

差し入れとかはなかったので自分で購入しました。

…っていうか、「飲み物買います」って言ったら

「130円!?そうかぁ、うーん…買ってあげてもいいけど…130円かぁ…」

って言われたのでもういいと思って自分で買ったw
ファッションホテルの壁には十字架がありました。部屋は普通なのに。
壁だけ十字架。

「前はSMルームだったんだけど普通の部屋になって十字架だけのこったんだぁ…やすくなって良かった」

…そ、そうだね。

で、十字架に架けられたキリストのようにポージングしてほしいと

ツインテールで。

なぜツインテールなのか…まあいいけどそうしました。衣装は向こうの持ち込みの女子高生の制服でした。
「これも安かったんだ…!」
と安さ自慢wわかったっちゅーねんw

ツインテールで十字架になったら両手を固定されます。

ガムテープで。

紐が製本紐だった。

ので、すこしでもわたしを拘束(できてないけど)しているやつに力をかけるとブチっと切れる。

いや安心だからいいっちゃいいんだけど
腕がつらいいいいい。

ちなみに撮影時間は3時間。

休憩一切なし。

曰く「休憩してる時間がもったいないからいっぱい撮りたい」そうです。
いやこっちまじでつらいねんけど腕とか!
主に腕とか!
5分でいいからきゅうけいほしい。

そしてうなだれたようなポーズをしてほしいというので(十字架だし)
してみると

「うーん…ツインテール…ふふ…」
と言いながらツインテールを手櫛でとき始める。

それ一応わたしの髪の毛やからやめてください。

と思いつつ三回目まで我慢した。

一応水着を持ってきてと言われたので水着に着替えるさらに撮る。
あの、前に言った通り水着はプラス2000円です…
と言ったら

30分しか撮ってないし着替え含めたらふじこふじこ

あ、そうっすね…
時間になったのでお会計して帰りました。
帰り道。

良かったらご飯でもどう…?と聞かれて
「いいっすね!」と答えたら
お店の前で
「ああ…980円かぁ…うーん…」
って言い出したので、用事を思い出したていで帰ってきました。

ちなみに彼女いない歴=年齢でした。

やっぱな!!!とおもった。

#写真 #モデル #撮影 #エッセイ

次回 3人目 幼児パンツは履けますか?前編

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