真歩

綿谷真歩(わたたにまほ)と申します! 絵や文章を描いて食べてます ここは架空の物語と絵と詩の倉庫👻 あなたの心になにか残せたら嬉しいな! ラクガキや小話はツイッターに/何かご連絡がありましたら:cirnomaho☆gmail.com (☆→@)
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クロック

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 少しだけ欠けたステンドグラスから、様々な色に彩られた光が落ちてくる。
 それを閉じた瞼の向こう側で感じながらそっと薄目を開ければ、床に薄く広がっている光が視界に移った。大理石の床上に落ちている光たちは、ステンドグラスがもつ七つの色を纏いながらも、しかし自身は未だ夜の白んだ青い色をしているようである。入り込んできているのは、月明かりか星の淡い光なのだろう。肌寒さから指先を擦り合わせた。

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ビリーブ

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 ふと足を止めたのは、今日の夕焼けのせいだった。
 この世界に在るすべての橙をすべてかき集め、それを空一面に塗り混ぜたかの如く、ただただ呼吸を忘れるほど美しい、鮮やかな夕焼け。燃えるようなとも、また焦がすようなとも少し違う、しかし確かに瞳へと焼き付いては記憶に色を残す黄昏の空に、自分の足ははたと動かなくなった。動く気を失くしてしまった。
 今日はどう過ごしたかと言えば、それはほとんど屋

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