辛いことに、今年の入社式は月曜日である。これも嘘にならないかな、と思いながら、徐ら体を起こす。AM6:00。昨夜は緊張のあまりうまく寝付けず、意識はあまり判然としない。それでも理性は優秀で、頭がNow Loadingであっても、シャワーを浴びるために体を動かしていた。

　8:30に現地に着き、暫くして入社式が始まった。まずは代表取締役の熱意漲るお言葉を戴く。今期のスローガンは「Play Ball」らしい。曰く、マウントに立ったら毅然とし、思ったことはストレートに、バッテリーである顧客に伝え、関係を築いていく、ということだそうだ。その後、新卒代表の襟を正すような所信声明、歳の近い先輩からのお言葉(弊社では珍しく入社式と共に3年前に入社した先輩方が、新卒期間を終えた”卒業式”が行われる)が続く。

　その後は雑踏に揉まれて場所を移動し、新人研修が始まった。初回はテクニカルセットアップであった。ローマ字入力の仕方すら分からないMacbookに苦戦しつつも、仲間と共闘してなんとか乗り切る。定刻である18:00には、ぼくを含む多くの同期は疲弊し、脱力していた。

　しかるに、昨日までとは一変した生活だった。外からは”自立した社会人”や”プロフェッショナル”として認識され、一定の責任や義務が発生し、自分でも斯くあろうといっそう自我を律する事が求められる。そのためには、所謂「当り前」の事を欠かさずこなし、同期という貴重な有志と切磋琢磨していく必要がある。

　まだまだ途は始まったばかりだが、予想していたよりは昂揚感を持てているな、と思う今日一日であった。お疲れ様、新卒の皆さん。お疲れ様、私。