共同親権は離婚禁止法

八割弱の別居親の養育費未払い、選択的夫婦別姓、全く進まず進展なしなのに、共同親権法案可決のスピードの速いこと。国民に内容説明したら、女性から非難轟轟なのを分かってて、メディアではいっさい報道せずの姿勢も確信犯。

共同親権になると、子どもに関する事全般いちいちを養育費未払いでも別居親の承諾を得る必要が出来て、引越、転校、進学、習い事、留学など相手が嫌!と言い張ったら子どもの意思は完全に無視される。離婚した相手が同居親子に合法的に嫌がらせを出来るようになったワケ。養育義務は果たさずとも、別居親に権利は大盤振る舞いしたのね。今だってまともな親なら別に別れても協力しあって子育てしてるから、この法案の恩恵を受けるのは「危害を加えるから逃げられた子どもにも害のある親。」

妻が身籠ったら退職してヒモ夫になった男との親友の離婚は困難を極めた体験から、子どもを盾に妻子を縛りつける共同親権別名離婚禁止法の恐ろしさは身に染みている。

妻が妊娠したら親として扶養義務を果たすために親はより仕事に精進するのは普通の感覚だけど、世の中には常識では計り知れない以下のようなクズも存在している。

「妻が妊娠した。子どもがいれば簡単に俺から逃げられないから、安心して仕事やめて妻に稼いで貰い俺はヒモになろう。」

正社員で週五日間働きながら、子育てと家事と同居している夫の両親の世話をこなす彼女の婚姻中の平均睡眠時間は三時間だった。

彼は日中家事もせず、妻の作ったランチを食べ、趣味の映画やドラマや音楽を楽しむ傍ら、妻不在時にはデリヘルを家に呼び、資産家の両親の遺産を一円も家計には入れずヨットを買い、すぐに資産が底を尽きると、今度は妻と同居した妻の親にお小遣いをねだっていた。

立教経済学部出身のプライドか、有名な地主の家の長男に生まれた意地か、人に使われたくないので働きには出ず、友だちと事業を始める、と言って妻に金を出させても事業を始めた形跡もない。ネットで楽に稼げるから、と株の知識もないのに安易にディーラーになって高額な借金を背負ったら、娘の教材や妻の嫁入り時に持参した家具など手当たり次第勝手に売却し始めた。挙句、妻が舅と折半で建てた二世帯住宅を売却して、老犬はどっかに預けて高層マンションに引っ越そう、と言い出した。

虎ノ門JTビルのイタリアンレストランで彼女とランチを食べながら、それを聞いた途端に堪忍袋がブチ切れ「逃げるなら今しかないけど、どうする?」と聞き、その場で離婚弁護士を紹介した。

彼の交友関係もごく普通の一般人から、ネットで知り合ったモデルガンが趣味の危ない人達に変化していて、既に隠れて刺青も入れてクスリでもやっていそうな彼をさけて、親友と子どもは二世帯住宅の一階に避難し、離婚を切り出した。

「自分は一生働かないから家を売って得たお金は全部欲しい。娘の学費は自分で稼げば?」と案の定、平然と主張するヒモ男。家裁に行っても「自分は鬱で働けない」と倒れ込んで、救急車を呼んで!と叫ぶお得意のパーフォーマンスを披露してその場の弁護士達の失笑を買っても、気にせず金に固執して中々離婚が進まない。

親友よりせっかちな私は豪を煮やし、相変わらず言われるままに食料を買って2階に届ける彼女に「食費、電気ガス水道使用料、お小遣いを全部ストップして兵糧攻めにしないとダメ!」と説得した。兵糧責めにしたら案の定すぐに根を上げて、現金欲しさに交渉の場に出て来るようになった。

2階のベランダからタバコを吸っている父親が視界に入ると胸が苦しくなる程父親のモラハラに心を痛めていた娘の為に条件も大幅に譲歩した親友に比べて、彼の頭の中は離婚で得る現金のみ。「今後は私達親子に関わらない」の離婚条件もホイホイ直ぐにサインした。

娘の将来にも無頓着で、彼女の学費分まで俺に寄越せ、と言った元夫は、離婚二か月後、娘の高校の音楽発表会で上品な装いの保護者が一堂に集う中、典型的な反社の服装でキャバ嬢を連れて現れた。同級生や保護者の前で俺を捨てた妻子に恥をかかせてやろう、と自分勝手な嫌がらせ目的は明白で、こんな場違いな場所に出勤前に連れてこられて憮然とした表情のキャバ嬢に同情したくらい。

幸い彼女の娘のソロ演奏前の休憩時間に気づいて「XXちゃんがあなたを見たらショックで舞台で立ちすくみ演奏出来なくなるから帰って下さい。離婚時にもう会わないと契約書にサインしましたよね?訴えますよ。」と親友の元夫に演奏が始まる前に速やかに会場外に出ていくように迫ったのに、娘の先生に行き、クスリでもやってるのか呂律のまわらないチンピラの風体の男にいきなり話しかけられた先生の顔も曇っていた。

幸い娘は演奏に集中して、変わり果てた父親に気づかず事なきを得たが、内容証明を送り、再度警告し、以降は彼が現れるのを阻止する為に毎回演奏会の度に離婚弁護士と二人で入り口付近ではっていた。

結局離婚後二年もたたないうちに彼は億近い金額を使い切り、その後も娘にまとわりついて今度は金をねだるつもりだったようだ。

長年の心労が祟って親友は大学生の娘を残して亡くなってしまい、彼が知ったら一人娘が相続した遺産を目当てにまた接触してくるとわかっていたので、彼女が二十歳になって海外留学する迄箝口令をひいた。

共同親権になったら、進学も留学も元夫にお伺いを立てなければいけない。逆恨みして演奏会をぶち壊そうと乗り込んでくるような父親だから、娘の進学も留学も邪魔してくるだろうし、引越も娘を盾に元妻に横槍を入れるくらいの嫌がらせは平気でしていただろう。それに対して同居親も子どもも、今後は泣き寝入りしか選択肢がなくなる。




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