読解力は防衛力

生きていく上で読解力は凄く重要。人に向かって「落ち着いて」と言うのは、さもその人に問題行動があるかのように予め既成事実を作り、貶めて、冷静沈着な自分が正してあげている、と上から目線でマウント取っている演出だけど、それに気づかない鈍感力は総じて男性の方が高い。

「母親なんだからしっかりして」「子どもがかわいそう」も、あんたは親失格だからちゃんとした私が正義の審判をくだしてやってるの、と女親にマウント取る時によく使われれる台詞。

出産直後、妬んだ身内(年増独女)がSNSで実名で嫌がらせの書き込みをしたせいで、パニック障害を起こしたら「親がしっかりしないと子どもが可哀想」と慰められるどころか友人から言われた。元々しっかりしているので即弁護士雇って問題を速やかに処理して、その間も仕事は休まずフルタイムで働き家事育児を完璧にこなしていた私にとっては、「は?なに言ってるのこの人?」と吃驚し、瞬時に「ああ、これは妬みね」と悟った。彼女は一流企業戦士の夫の赴任先のシンガポールから長男の中学入試の為に子ども二人連れて帰国後一カ月で夫から離縁されたばかり。同棲中の女性から奪った同僚と寿退社後子どもを二人授かり、何不自由なく優雅な駐在員妻をして生きていたのが、夫の心変わりで一気に駐在員妻の地位も裕福な暮らしも奪われたのに、寿退社もせず出世して出産もした私に対する僻みでしょう。彼女の夫が常に女性がそばにいないとダメな男だと知ってるので、夫に単身赴任させたら結婚破綻するからやめた方がいいよ、と忠告したんだけどねえ。案の定、たった一か月で他の女性とチェンジさせられたのは可哀想だけど私に八つ当たりされても腹立つので縁切った。こういう台詞を言ってくる人は百害あって一利なし。不愉快な交友関係は要らない。

後日談だけど、彼女の元夫がシンガポールから本社に戻った際に連れて来た新しい妻は寿退社した元妻の後任に雇った社員だった。その女性は在職中は他の男性同僚と交際してて、数年前にその彼がタイ赴任が決まった時に退社したので社員は目がテンになったわ。

年上女性に面と向かって「俺まだXX代でもイケます。」っていう男も、《恋愛相手を選ぶ権利があるのは俺サマ。選ばれて良かったな。あんた》って主張したいだけで、言われた相手には選ぶ権利はなくただ喜ぶ事を前提としている。同様に若い女性が「私はXX代でも気にしない。」もいっときの若さだけを武器にマウント取ってるんだけどね。「え?若いってだけの女の子に言われたら、オジサンはみんな喜ばなきゃいけないわけ?」ってイラつくオジサンも結構いる。


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