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気になる“親衛隊”のみなさん

 大みそか恒例の紅白歌合戦。歌によってその年を振り返ることができるような時代はとっくに終わり、ジャニーズ組も一掃された2023年。そもそもトリを4年連続で同じ歌手がつとめるなんて、どういう気持で見ればいいのか。

 個人的に「まあ、見たいな」と思ったのは元キャンディーズの伊藤蘭だけ。それも「登場は番組後半」とあってリアル視聴は断念して寝ちゃったので、さきほど録画で視聴した。

 朝ドラ「ブギウギ」を楽しく見ている者にとって、もはや伊藤蘭は「主役の趣里さんのお母さん」であり、「NHKは母娘の共演を狙ったのだろうに、どういう事情で実現しなかったんだろ?」「それにしてもランちゃんは68歳に見えないし、やっぱり雰囲気は娘にそっくりだよな」などと思う。

 印象的だったのはランちゃんが歌ったスタジオにいたおじさんたち。最後尾の真ん中付近にいた河童頭に白髪の長髪が何回も映って、個人的には歌よりもこの方が気になって仕方がなかった。

 司会者も「スタジオには150人を超える“キャンディーズ親衛隊”の方が応援に駆けつけてくれているそうです」「ずーっと応援している人たちですからね。すごいね」と言っていた。

 「“親衛隊”なんて呼んでるけど、ホントの活動実績があるのかな。紅白のためにNHKがその世代のおじさんをにわかにかき集めたんじゃないのかな」と思ったが、報知の記事は「当時の親衛隊「全国キャンディーズ連盟(全キャン連)」の150人が見守り、おなじみの紙テープを投げる演出もあった。」としていて、筋金入りのホンモノだったのかもしれない。

https://hochi.news/articles/20231231-OHT1T51234.html?page=1

 
 キャンディーズが解散した時、私は中3だった。その私が還暦になっているのだから、年上ばかりであろう「親衛隊」のみなさんのあんな深夜の紅白であの盛り上がりっぷり。なんだかいいものを見させてもらった気分になった。

 紅白歌合戦、さて伊藤蘭パートはどれだけ注目されたのだろう。分単位の視聴率をチェックしてみよっと。
(24/1/1)


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