収入が不安定なWeb3業界で何をする?
という人向けに記事を書きます!
ペスハムって誰?という方はこちらを↓
Web3業界は収入を獲得しづらい
Web3業界はとても楽しい世界です。
時代の最先端で活動する、情報に敏感で人間的にも魅力的な仲間を得ることが出来たり、日々変化する状況にワクワクしますよね。
自分の推しプロジェクトができたら、将来の成長を期待したり、自分もそのメンバーの一員として活躍することができて、すごく充実感を感じられます。
しかし、一方で活動しても中々収入が獲得できず、だからこそ家族の理解が得られなかったり、活動していて自分が疲れてしまったり、といったことがあるようです。
なぜWeb3業界は収入を獲得しづらい状況なのでしょう。
まだ産業が安定していない
サトシナカモトがブロックチェーンに関する論文を寄稿したのが、15年前。
世界でNFTが爆発的なブームを起こしてから約3年。
産業としてはまだまだ安定していない状態です。
新しい技術やトレンドが盛り上がっていく(盛り下がっていく)流れを示すモデルとしてハイプサイクルというのがあります。
最新のハイプサイクルで行くと、今(2023年)は幻滅期。
まだまだ経済が回っていくには時間がかかるのです。
参加者が少ない
Web3業界は、盛り上がってきているように見えますが、まだまだ参加者としては少ない状況です。
2022年の調査で「NFTを知っている」という人は30.8%
一方で「NFTを保有したことがある」という人は3.2%程度。
まだまだ「食わず嫌い」というか、「実際に行動してみる」というところまで行っていないというのが状況です。
まして、2023年のNFTバブル、そして崩壊を経験しているので、いまでもWeb3の業界で活動し続けている人というのは、体感値で1万人もいないのではないかと思います。
つまり、まだまだ市場が小さすぎるため、そもそもお金が入ってきづらい状況ということです。
継続的に収入を獲得しづらい
Web3業界では、応援文化が強く根付いているので、「夢を語り、理想を見せる」ことで、お金を獲得しやすい文化があります。
ジェネラティブNFTの発行やクラファンによって、名のあるインフルエンサーであれば数千万~億単位のお金が、無名な発信者でもその気になれば数十万円のお金を集めることが出来ると思います。
一方でクラファンは波が引いた後は、中々継続的なお金を集めることが難しいです。
よく信用貯蓄残高という言葉が使われますが、応援者の信用と応援を集めても、それをお金に換えることで、少なくとも数カ月の間は、一旦「信用→お金」の流れを失ってしまいます。
つまり、クラファンばかりに頼っていては、継続的な収入を確保する「仕組み」が作られていないということなんですよね。
また、クラファンは基本的には「プロジェクトのため」に使われるお金を集めるものなので、「企画者の生活のため」に使うためのお金は本来含まれていない、といったこともあります。
生活の安定が活動継続に繋がる理由
このマインドセットは思っている以上に重要です。
家族構成や生活コストによって「生活が安定している」といえるだけの収入の基準は人それぞれですが、お金の悩みで心が不安定な状態にあると、自分の活動を知らず知らずのうちに制限してしまいます。
人には「現状維持バイアス」があり、よく「挑戦できない」理由としてあげられることが多いですが、「挑戦を続けてしまう」理由にも現状維持バイアスは働いてしまうのです。
Web3の領域で挑戦し続けた結果、気づいたら家族からも見放され、お金で苦しい思いをし、結局最悪の状態で活動を辞めざるを得なくなってしまった、なんてなってしまったら元も子もありませんよね。
そのため、特に自分の中で「”挑戦”現状維持バイアス」が働いてしまうと思う人は、自分の中で「撤退ライン」、もしくは撤退とはいわずまでも「活動をセーブしてでも収入安定を図るライン」というのは決めておく方が良いでしょう。
Web3の発展はまだまだこれからで、いくらでもチャンスはやってきます。
活動を完全に辞めてしまうことなく、自分の心を安定させてWeb3に取り組める状況を作れると、長期的に活動継続が出来ると思います。
短期的な収入源を確保する
では、どうしていけばいいのでしょうか。やはり今のWeb3が置かれている状況においては
短期的に生きていくために収入を確保するための「仕事」や「仕組み」を確保する
ということが大事かと思います。
本業としてサラリーマンを続ける
王道です。多くの方はここに当てはまるのではないかと思います。
元サラリーマン、現起業家のペスハムからの知見は、サラリーマンという労働形態は、本来めちゃくちゃお得なものです。
一日8時間、週40時間の労働時間で、黙ってても安定的な給料が入ってくる
社会保険料や健康保険など、充実した保証がお得な金額でついてくる
確定申告をする必要がなく、面倒な手続きは会社がやってくれる
ほかにもたくさんありますが、実際にフリーランス・起業家になってみると、細かな雑務や支払がむちゃくちゃ大変なことに気づきます。
こういったところに余計なお金や時間を取られずに、しっかりと安定的に稼げることは大きな強みでしょう。
もちろんサービス残業や、自分に合わない人間関係、行きたくもない飲み会など、会社単位で強制される嫌な都合もあるでしょう。
こういった不満を解消するために、自分に合った会社を探して転職を考えてみることは言うまでもなく大事ですよね。
本業としてサラリーマンをしながら、出来る限り時間を確保してWeb3活動。
これがやはり今のWeb3における王道と言えると思います。
副業としてスキルを活かした案件を受注する
一方フリーランスや起業家、サラリーマン以外の道を選んでいる方にとっては、Web3外で安定した案件受注や収入を確保する「仕組み」の構築が大事です。
イラストや動画、SNS代行などの企業案件やインフルエンサーに対する案件
単価が安くともクラウドワークスやココナラでの地道な活動
仮想通貨ブログやインスタ、YouTube、TikTokなどの広告収益
有料noteやBrain,Tipsんでの情報商材の販売
など、今や収入確保のための手段は無限に存在しています。
これらの手段をまずは「知ること」。
そして自分の得意や好き、できるとの「親和性の確認」。
「定めて特化」して、しっかりと稼げるようにする。
ここにしっかりと時間を使うことで、生活を安定させることは、好きなWeb3活動を思い通りするうえでも、とても大切な活動です。
欲を言えばライフワークであるWeb3活動にも活かせるライスワーク活動であることが理想です。しかし、まず優先順位としては「稼げる」を優先した方が良いと思います。
収入獲得に向けたペスハムの事例
ここで、具体例として、Web3起業家として昨年会社を退職したペスハムの事例を見てみましょう。
3月に会社を退職して独立
ペスハムは2023年3月に会社を退職し、個人事業主となり、6月にNINJAメタバライブの代表となることや、ジェネラティブNFTのめたばっちの引き受け元となることから、会社を立ち上げました。
NINJAメタバライブとしての収益はスポンサー、グッズ販売、ライブコマースマージン等、いずれも微々たるものです。
そもそもNINJAメタバライブは関わるメンバーが多く、彼らに収益を適切に分配させていくことが至上命題としてあるため、代表の稼ぎは最後の優先順位となります。
その他の稼ぎ口として、ペスハム個人としてのマーケティングスキルを活かした仕事が中心でした。
当然これだけでは家族4人を養って食っていくには不十分な収益です。
これまでの貯金を運用したりして生活費を確保していましたが、長く続くわけではないことは理解していました。
株式を放出して投資獲得にチャレンジ
新しいことを行っている自覚はあったので、いわゆる「スタートアップ」として投資を受けることにチャレンジしました。
具体的には、エンジェル投資家150人以上にメッセージを送ったり、インキュベーションプログラムに参加して、新規事業を立ち上げたり、VC数社に相談して事業スケールモデルを検討しました。
しかし結果としては投資は獲得できずでした。
もちろん自分自身が至らないということもあったのですが、株式を放出する=将来的にイグジット(株式上場やM&Aを目指して圧倒的なスケールを目指す)というモデルが、必ずしも自分の事業に当てはまらないのではないか、という気付きでした。ここに関してはまた別記事で詳しく書こうと思います。
コーチング事業で収入確保を目指す
新規事業として始めたファンパスも、やりたいことではあるのですが、短期的に稼げる事業ではありません。
そこで、短期的な収益獲得と自分の強みを発揮する手段として、Web3コーチングの事業を始めました。
こちらは「Web3」とうたっていますが、あくまでも「Web3に関わる人」がメインターゲットとなっているだけで、仕組み的にはゴリゴリのWeb2のものとなっています。
ファンパスやこれまでの活動で培った経験や人脈を活かしつつ、自分の得意な「人材育成、個別サポート」を活かす、ニーズも確実にある、「Web3コーチ」という競合はいない、といった仮説から始めた取組ですが、早速お一人の方をサポートさせていただくことが出来ています。
Web3(長期)と収入獲得(短期)を使い分けよう!
まず前提として、現時点でWeb3に関わっている、活動が出来ているという時点で、日本人の0.1%以内に入っています。すごいことなんです。
この経験には誰も追いつけません。AIでも対応できない生の経験です。
AIが対応できない「アンカー」として、西野亮廣さん曰く、「時間、歴史、想い出、土地、癒着」といったものがあります。
こういった要素こそ、これからのAI時代において人間が持っている強みになっていくのです。
経験とはつまり時間と想い出と癒着、人と人との繋がりです。
「アンカー」の3/5を占めているものなんです。
だからこそ、この経験が3年後、5年後に活かせる未来を、今の工夫で掴み取りに行きましょう。
今「死なない」選択を取ることが、将来「笑って生き残る」ために必要な決断なのです。
もし自分一人では「現状維持バイアス」に捉われてしまうのであれば、「他者」をうまく使いましょう!
コーチングは、信頼できる他者を「自分の思う通りに使えるサービス」です。
コーチングについて何?という人はこちらの記事も見てみてください。
客観的に見て、とても有効な自己投資だと思います。
もしWeb3コーチペスハムのコーチング体験に興味を持っていただける方は、XのDM,またはLINE公式アカウントまでご連絡いただければと思います!
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