92年生まれ

16/03/02

 水カンのコムアイちゃんは92年生まれで私と同い年。最新号の『QuickJapan』で、同じく92年生まれで同学年にあたるSEALDSの代表・奥田愛基くんと対談していたので立ち読みした。正直私は奥田くんのことはおろか政治のことも全然分からないけれど、2人が自分たちの学年について話していたことが興味深かった。

 最初は2人の活動についてなぜ今のようなアクションになったのかそれぞれ語っていくんだけれど、そこから92年生まれについての話へ。私たちは生まれたその年にバブルが崩壊して、高校卒業の年には震災が起こり(私もその日は卒業式でした。あと遠足とか修学旅行も決まって悪天候。)、大学の入学式も自粛で無くなって、成人式は大雪で・・・・・・と、ことごとくみんなで盛り上がる場を与えられなかったと。そんなこともあってか、私たち92年生まれは「つくづく孤独に思考するのが似合う」とコムアイちゃんが言っていた。

 今まで自分たちの世代、もしくは同学年という存在をあまり意識したことがなかったんだけれど、92年生まれが今年度から新卒として社会に出て行ったのもあってか、そういえば同い年の人が活躍しているのを目にする機会が増えたように思う。なんか自分もそんな歳になったんだな~と思った。気付いたらこれからを創っていく世代・学年なんですね~私たち。

 でも「不遇の92年組」なんて言ってテレビで揶揄されることもあったし、自分たちあまりパッとしないな~とはなんとなく思ってた。コムアイちゃんの「孤独に思考するのが似合う」というのは共感。自分のこれまでの生活を思い返してみても私たちの学年は団体になるといつも弱かった。でもこれってひっくり返せば個だと強いってことなのかも。コムアイちゃんと奥田くんという存在がまさにそうだよね。2人はずっと学校という場に馴染めなかったみたいだけど、今はこうして強烈なアイコンとして世に出て対談しているわけで。あと「きゃりーちゃんも同い年なんだけど、すごいほっとする真面目さで優しい。」ってコムアイちゃんが言ってて、きゃりーちゃんもまさにそうだ!って(笑)

 私は周りに恵まれていたのかあまり学校という場に違和感を感じなかった人間だけれど、いつもこの「みんなで一つのものをつくりあげる」というテーマを前にして悔しい思いをしてきた。でも今回この2人の対談を読んで、頑張っている92年生まれのことを思ったらなんだか元気が出た。かっこいいな。これからももっともっとみんなを引っ張って行ってほしいし、92年生まれはそういう人が多いと言われたらいいな。

#日記


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