雑記

16/02/24

●今回のplentyのツアーで開演前にいつも流れていたTame Impalaをすっかり気に入ってしまってずっと聴いている。調べたら4月には来日公演があるらしいので行きたいな~。思い返せばここ1年なんか良いな~と感じるものの幅が広がっているような気がする。plentyに限って言えば私は江沼さんの歌う言葉が大好きなんだけど、今回のツアーはその言葉たちを越えたところも楽しくて好きだって思った。これからは考えても分からないような音楽を身近に感じられるような気がしたというか、そういう音楽が自分の生活に馴染んでいくといいなって思った。だから今年はなんか良いな~って気持ちに素直になってどんどん行動していきたい。とりあえず今週末の水曜日のカンパネラは行けそう!


●音楽を聴きに行っているのか、それとも人を観に行っているのかなんだか分からないな~なんて。どっちとか分けられるものじゃないだろうし、誰がどうってわけでもないけどね!その人の人間味だけ切り取られて、そこに感情移入する人がいて、そこだけがどんどん広がっていく。共感できないわけでは決してないんけど、その人の作っているものが本当に素敵だと思うからこそ、単純な美談になってしまうとさみしい。これはずっと思っていたこと。自分にはこれからも音楽を好きで居続けてほしい。


●先に書いたこととも関連してくる気がするけど、最近印象に残った言葉。ハルカトミユキというバンドのボーカル・ハルカさんと詩人・穂村弘さんの対談インタビューをたまたま読んでいて、穂村さんが表現の共感(シンパシー)と驚異(ワンダー)についてこう語ってた。

表現には「共感=シンパシー」と「驚異=ワンダー」があって、詩や音楽の本質はワンダーだと思うんだけど、今は圧倒的にシンパシーの時代ですよね。(中略)「見たことがない、聴いたことがない」ものへの憧れって、どこに行っちゃったのかなって。

うん、私は自分から遠いと思えるものに対して臆せず敬意を払っていきたい。


●映画「裏切りのサーカス」を観た。

すごく地味で難解なスパイ映画。豪華俳優陣見たさに鑑賞したらやはり着いていけず2回目の鑑賞で腑に落ちたけど、これ最初から1回目観てわかんな~い!ってなって、そのまま2回目を観るように作ってあるでしょ~~~。複雑に絡み合った物語と細かな演出、そしてしっかりと回収される伏線。もっと知りたくなって解説的なのを調べたら、結局人は「愛」と「承認欲求」で狂っていく(平気で人を裏切る)という話だと書いている人がいてなるほど~!と。味方のフリした敵。スパイじゃないけど私の生活にも思い当たる話はあって、私はそんな人間になりたくないな~って思った。でも、そしたら私はこの映画のゲイリー・オールドマンみたいになっちゃうのかな?それもやだ~~~。

●こうやって音楽ばっか聴いて映画ばっか観てるからどんどん人の気持ちが分からなるんじゃないのかなって最近思う(^_-)-☆誰かのことを分かったような口をきいておきながら、結局自分もどうしようもなく俗っぽい。十二分に卑しくてたまにものすごく恥ずかしい。しょうもないエゴから生まれるもの全て棄てたい。でもでも、そしたらゲイリー・オールドマンみたいになっちゃうのかな〜???(エンドレス)


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