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本の表紙から内容を考えてみる〜ジャケ買いのススメ〜


”本の表紙を眺めていたらなんかお話を書いてしまった。”


こんにちは、ハマチです!
突然ですが皆様、読書はお好きですか?ハマチは昔から本を読むのが好きです。

本屋に行くのも大好きで、よく表紙だけで本を買ってしまいます。いわゆる”ジャケ買い”です。
(そして積み上がる本、いわゆる積み本←もはや積読でもない。読めや。)


表紙から内容を考えるのも楽しくてよくやります。(早よ読めって。)
また、本か誰かのSNSでの発信か忘れましたが、目次から大体の内容を予想して、自分が知りたいことが書いてありそうな本を購入する、という手法もあるようです。

時間は有限ですからね、できる限り自分にとって有益な本を読みたいと思うのは当然。取捨選択の方法として自然に出てきますよね。


あの猫山課長が本を出版するってよ!


はい、急に本題。
待って待って、ページから離脱しないでぇ。

人気note作家である「猫山課長」さんが本を出版されるそうです。
X上で猫山課長本人が告知されてから大変面白いことが起こりました!


きっかけはこちらのポスト

我らがドイ先生が、「未読感想note書いて出版をお祝い&応援しようぜ」と呼びかけたところ、ハマチのTLはまだ発売されていない本の感想でいっぱいになりました。

これ、めちゃくちゃすごいことだと思います。


人気作家や有名作品の新刊について、考察が出るのはわかりますが、初出版の書籍について、いろいろな予想(妄想?)がされるのはあまり聞きません。

先日投稿しましたこちらの記事↓に引き続き、SNSの凄さを体感しました。


いっちょ妄想してみよか


というわけで、ハマチもこの流れに乗ってみようと思います!
本の表紙から思考を巡らせてこんな物語を妄想してみました。


****************


時は西暦20XX年。
とある地方都市に住む銀行員、猫山は愛する妻と娘たちと仲良く暮らしていた。

今日は土曜日、仕事は休み。家でくつろいでいる猫山に愛娘が言った。

マッkuが食べたい!買ってきてぇマッku買ってこいよ


「舐めんじゃねえよ自分で行ってこい!」


・・・・と空に向かって叫びながら、猫山は愛娘のために最寄りのマッkuへ走るのであった。


しかし、最寄りのマッkuは先週末で閉店していた・・・。
膝から崩れ落ちる猫山。
慌てて別のマッkuへ向かうが・・・その店舗も閉店したためシャッターがおりていた。

地図アプリで調べて他のマッkuへ向かうも、行く先々全て閉店していた・・・しかもつい最近一斉に閉店した模様で、地図アプリの更新が追いついていなかった。

「おかしい・・・何かがおかしい・・・俺の町で何が起こっているのか・・・」
額に滲む汗をティッシュで拭いながら思考を巡らせていると、男女二人組に声をかけられる。


****************


男は「にゃんまこ」、女は「にゃん林」と名乗った。


猫山は見ず知らずの二人に説明する。
「マッkuを買いに来たのですが、どの店舗もつい最近閉店してしまったみたいで・・・この地域のマッku全てがです。何が起こっているのかさっぱりで・・・。可愛い娘が待っているのに、困りました。」


”なぜ今出会ったばかりの人に事情を話せたんだろう?”


猫山は家族など心を許した人ならともかく、初対面の人といきなり話せるタイプではなかった。こういう場合は「大丈夫です」と言いその場を立ち去るのが常だった。

にゃんまことにゃん林のまとっている、優しくどこか懐かしいような独特のオーラがそうさせたのか、猫山はするすると事情を説明している自分に驚いていた。


「あーやっぱりこの地域も対象になってしまったんだね。猫山さん、近い将来、あなたの住んでいる町は亡くなりますよ。


にゃんまこから告げられた言葉に衝撃を受けた。
まだ名乗ってなかったはずの自分の名前をこの二人が知っていることが吹っ飛んでしまうほどに。

にゃんまこは続ける。

「今この国は少子高齢化で人口がどんどん減っている・・・

人口が流入する地域と流出する地域の差が広がり、体系を維持できない自治体が続出した。
ついに政府は人口減少が著しい地域を「消滅指定都市」と位置付けて、その地域から医療やインフラ、生活に必要なあらゆるものの提供を停止する法律を打ち出したんだ。」


「猫山さん、あなたの町は消滅指定都市の一歩手前、「限界指定都市」に位置付けられたようだ。マッkuはいち早く情報を得てこの地域から撤退したんだと思う。他の店もそれに続くだろう。」


お店がなくなれば人もいなくなる、過疎化はさらに進み、「消滅指定都市」となってしまい、医療・インフラの提供までなくなれば、もう人が住めるところではなくなる。
町が、地方が、死んでいく。


自分の生まれ育った町が死ぬ・・・猫山はゾッとした。


「つ、つまりそれは、国が地方都市を殺すっていうことですよね?そんなことが許されるのでしょうか?」
猫山は問わずにはいられなかった。


「許すも許さないも、国が決めたことだから」
にゃんまこは冷たく言った。


「僕は、自分の生まれ育った町が亡くなるのは嫌です。どうにかできないでしょうか?もう間に合わないのでしょうか??助けてください!」
猫山は藁にも縋る思いでにゃんまこに言った。


先ほどと一変してにゃんまこは優しく声をかけた。
「そんなことはさせないよ、大丈夫。そのために俺たちがいる。
猫山さん、一人になっちゃだめだ。」


****************


「ついてきて」と言われ、気がついたらなんかめっちゃゴツくてでかい黒塗りのワゴン車の中にいた。

「ファー」
急すぎる展開に猫山は思わず変な声が出た。

車内で、にゃんまことにゃん林が何者なのかを知る。
彼らは、秘密結社「NECONECO」のツートップである、と。

「NECONECO」は「消滅指定都市」および「限界指定都市」を元の、いやそれ以上に活気のある町に戻す活動を行っている。

人が豊かになれば、町も豊かになる。
場所に囚われない働き方の提案、起業支援、人材育成、コンサルティング、農業・・・。とにかく色々やっている。

夢中で説明を聞いていたが、ふと思い出す、愛する家族とマッku。

「あのぅ、すみません、娘が待っているのですが・・・」

「安心してください。先ほど”ねこねこ うぅばぁ”を手配しましたから。多分もうすぐお嬢さんの元にマッkuが届きますよ。こちらの状況もご家族に電話で説明しておきました。」
今まで静かにしていたにゃん林が朗らかに言った。

”ねこねこ うぅばぁ”は確か最近始まった猫型ドローンやロボットを使った宅配便・デリバリーサービスだとニュースで見た気がする。
ドローンなどの見た目が猫で可愛い上に、早くて正確な配達で大人気だと話題になっていた。
というか、家族に電話ってにゃん林はいつの間にそこまで手を回したのだろうか?謎だ、謎すぎる。。。

話についていけず呆然とする猫山ににゃん林がこっそり耳打ちする。

「このサービス、にゃんまこがコンサルした子が立ち上げたサービスなんですよ。」

「ファー」
また変な声が出た。


****************


NECONECO本社に到着する。パッと見普通のコワーキングスペースだ。
既に何名かが室内にいて、本を読む者、パソコンに向かっている者、それぞれが自分の作業をしていた。

「あ、にゃんまこさん!にゃん林さん!!」

一人の若者がこちらに近づいてきた。

「新規事業の開業資金を銀行から借りようと思っているのですが、資料をどう作ったらいいかわからなくて・・・アドバイス頂けませんか?」

「あ、猫山さん、銀行にお勤めでしたよね?ちょっと見てもらえません?」
にゃんまこから突然のパス。ただ悪い気はしなかった。


銀行員の知見を活かして、若者にアドバイスをする。
若者は財務の知識こそなかったが、わからないながらも少しでも猫山から何かを得ようと貪欲だった。

若者と話していたはずが、いつの間にかコワーキングにいた人たちが集まってきていた。みんな起業家なのだろうか。誰もが目を輝かせて猫山の話を聞いている。

こんなに熱心な人達と話すのはいつぶりか。
職場での若手社員にもこんな奴はいない。みんな死んだ魚のような目をしている。
思い返せば、自分の住んでいる町は、どことなく住民に元気というか、活気がない。
もし自分の町にこういった情熱を持った人が移住してくれるなら、消滅指定都市とかいう馬鹿げたものにならなくて済むかもしれない。


いや、違う。住民一人一人が変わらなくてはならないのだ。
誰かになんとかしてもらうんじゃなくて、自分たちが変わらなければ、死にゆく町を止められない。

”NECONECO”のやっていることはいつか大きな流れとなって、この国の行末を良い方向に変えられる、猫山はそう確信した・・・。


つづ・・・く?


ハマチの妄想にお付き合いいただきありがとうございました。
実際の本とは内容が全く違うと思いますが(全然違うわ)、妄想は妄想で楽しいと思います。

秋の夜長のお供に「本の表紙で妄想」いかがでしょうか?(いや、読んで)


さて、猫山課長さんの書籍、いよいよ来週発売ですね!予約されましたか?ハマチはしましたよ!楽しみです!
まだの方、Amazonはこちら↓もしくは最寄りの書店へGoです!

こちらのサイトも忘れてはならぬ!!併せて読みたい本はこちらでまとめて購入!!↓


ハマチの妄想、気に入っていただけましたら、スキしていただけると嬉しいです!!
ありがとうございました!

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