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銀行マンの凄すぎる掟 を通じて自分も行動してみた話

こんにちは、ハマチです。
まず始めに、猫山課長さん、ご出版おめでとうございますー!!

皆様はもうお手元にありますか??
ハマチはというと、宮脇書店さんでしっかり注文したので、発売日に手に入りましたー!感謝!


前回、このような記事をアップしました。


というわけで、突然ですが続きです笑

最後まで読んでいただけたら嬉しいです、いやお願いします!



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〜前回までのあらすじ〜

ごく普通の銀行員の猫山。
ひょんなことから出会った"にゃんまこ"と"にゃん林"に自分の住む地域は人口減少により医療やインフラの提供が停止される「消滅指定都市」の一歩手前「限界指定都市」に指定されたと告げられる。
果たして猫山は故郷を救うことができるのか?!


NECONECO本社にて、銀行融資の資料作成方法について講義していた猫山は、ふと気になりみんなに聞いてみた。


「皆さんはこの地域のご出身ですか?違うところからいらしたんですか?」


すると、それぞれが己の出身地について話しだした。
みんな出身はバラバラだ。ここには様々な地域から人が集まっている。
地元の名所や名産を語り盛り上がっている。

猫山は生まれてから今まで同じところで暮らしてきた。旅行もあまり行かない。
各地の名所は常識の範囲で知っているが、正直旅行に興味がなかった。

そんなことを思っていたら、参加者の1人が猫山に聞いてきた。


「猫山さんのお住まいのところはどんなところなんですか?」


「えっと」


……困った。生まれてからずっと住んでいるところなのに、「消滅指定都市」になったら嫌なのに、人に自慢できるものが何もない、我が出身地。


「私の住んでいるところは山奥にあって…」


名物……あったっけ??と思考を巡らせながら話し始める。


「海がないけど、代わりに野菜がたくさん採れるよ。あと、川魚も結構いる。串に刺して焚き火で塩焼きが一番なんだ。」


みんな「川魚うまそー、食べたい」と口々に言いながら、目を輝かせて聴いている。


え、川魚なんてどこにでもいるんじゃないの?

思わぬ反応に戸惑いながら話を続ける。


「あそうそう、年に一度、秋に神様に豊作を感謝するお祭りがあってね。歌いながら"だんじり"を町の広場まで引っ張るんだよ。」

「そのだんじりは、そんなに大きくないんだけど、町内会毎に1つあってね。全部で10だったかな。各町内会でしっかり管理されていて普段は見ることができない。
年1度だけ、このお祭りの時にそれが一堂に集結する。それはそれは見事なものなんだよ。」


思い起こされる、お祭りの情景・・・思わず猫山はお祭りの時に歌われる歌を歌っていた・・・


ねっこねーこ ねこねっこ
ねっこねーこ ねこねっこ
 
いわな あゆあゆ かわざかな
かぼちゃ にんじん くり ももも

ねこ ぬこ ねこ ぬこ ねーこねこ


・・・・・ハッ


みんなポカーン・・・として猫山を見ている・・・。

端で別途リモート会議していたはずのにゃんまこまでニヤニヤしながらこちらを見ている。

にゃん林に至っては手拍子までしていた・・・。

恥・・・・!!
え、ちょっと待って、何自分いきなりこんな初対面の人たちの前で訳わかんない歌歌ってんの?!

もう荷物をまとめて帰ろうと立ち上がった時、猫山は突然の拍手に包まれた。

「すごーい!!」
「何その歌、めっちゃエモいんですけど!!」
「メロディーはちょっとダサさがあって、歌詞もなんか変なのにずっと頭から離れない!!」

みんな猫山が歌ったお祭りの歌を口ずさんでは笑っている。


「ファー」


小さい頃から当たり前のように歌っていた歌。それがこんなに絶賛されるなんて。ここは本当に俺が住んでいる国か??唖然とする猫山。
そしてみんなが盛り上がっている中、にゃんまこが猫山に言った。


「猫山さん、その歌を使って”Nekko Nyanko”で発信してみたら?」


"Nekko Nyanko"は、ショート動画を投稿できるSNSだ。
水着で踊るお姉さんや歌の上手い小学生、元タレントが芸能界の裏事情を語った動画が話題になっていたはずだ。

にゃんまこはSNSでその歌を使って動画を発信しろというのだ。

いやいや、そもそも人前で歌うなんて柄じゃないし、恥ずかしいです・・・。

やりません、と断ろうとした瞬間、にゃんまこが猫山に詰め寄った。

「猫山さん、今アンタの生まれ育った町が消えようとしてるんだよ!?それをどうにかするためにはやれることは全てやらなきゃいけない。
”やりません”なんて選択肢はないんだ!!やるか!絶対やるか!!だ!!!」

「喜んでやりますぅ!!!!!」

猫山は涙目で答えていた。
いや、マジであれ脅しだから。


そうとなれば行動開始。まずは"Nekko Nyanko"のアカウント作成。
この辺は若い子たちに手伝ってもらう。
作業中、みんなお祭りの歌を口ずさんでいた。なんだこの世界。

配信動画についてのアドバイスをにゃんまこに求めたら、「おっさんが歌ってもしょうがない」と。
ちぇ、なんだよ。

いろいろ考えて、お祭りの歌をBGMに猫山が日々感じていることや銀行員ならではの知識を発信していくことになった。

地元のお祭りの歌を使う以上、身バレのリスクは高まる。
特定されないよう顔はもちろん銀行員であることも隠し、おっさんが抱える苦悩、困った上司や部下の対処の仕方など、同年代の誰もが感じそうなことに絞った。


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家族にバレないよう週末にコソコソ動画を更新し続ける猫山。
にゃんまこ、にゃん林、NECONECOを通じて知り合った人ともネットでやり取りしながらアドバイスをもらっていた。

更新を続けていくうちに、おっさんの心に刺さるショート動画があると話題になる。発信内容だけでなく、使われているBGMもなんか心に響く、と。

ネットの力は怖いもので、このBGMが猫山の地元のお祭りのものだとあっという間にバレてしまう。

だが、猫山の正体がバレることはなかった、銀行員であることは隠していたからだ。
それどころか、猫山の動画をきっかけに地元が注目されることになり、旅行者が増えた。みんな新鮮な野菜と川魚を食べに。


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ある日、休暇を使ってNECONECO本社を訪れた猫山。

「にゃんまこさん、にゃん林さん、最近町に活気が戻ってきた気がします。そうそう、近所にマッkuが新しくオープンするんですよ。

それと山を一つ越えたところに温泉が湧きまして!そこに有名ホテルが開業する予定なんです。これはいい流れが来ているかもしれません。」


にゃん林が猫山の隣に来て、そっと耳打ちする。
ん、この流れはもしや・・・

「その温泉を掘り当てたのはにゃんまこなんですよ」


「ファー!!」


「でもね、猫山さん、」
にゃんまこが言う。

「観光だけで盛り上がるのは、本当の豊かさとは言えない。観光客なんて一見さんですぐ飽きてどっかいってしまうから。何回も来てお金を落としてくれる人、移住してくれる人、そういう人が増えなければならない。

第一関門は突破したと思う、それでこれからどうするか、何をするべきか。」


「よく見て、よく考える、だよ。」


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拙い内容でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

週一で更新しているハマチのnote、実は今回違うことを記事にする予定で、ハマチが妄想した猫山の話の続きを書くつもりはありませんでした。

では、なぜ書こうと思ったのか。
それはこのnoteの更新日であり、猫山課長さんの「銀行マンの凄すぎる掟」の発売日である、2023年10月5日の朝。

歯を磨きながら、今日は猫山本の発売日か〜と思っていたところ、突然「続きを書いてみよう」という気になったのです。

許された時間は多く見積もっても3時間ほど、そんな短時間で書けるのか、アイディアもまとまってないのに・・・という不安はありました。(普段noteは隙間時間を使いながらですが、トータル半日はかけています。)

でも本の発売日である今日だからこそ更新する意味がある、そう感じました。とにかく書いて出す。行動あるのみと。

猫山課長さんのnoteを通じて、とにかく行動しなければ明るい未来はないと常々感じます。ハマチの行動力は爆上がりしました。

更新することに注力したので、内容が薄いと思います。もっと練りたかった、もっと完成度を高めたかった。

それでもこうして発表できてよかったです。
以前の私なら書こうとすらしなかったので。

最後になりましたが、猫山課長さん、そして勝手ながらモデルとさせていただいた、株式会社SUNABACOのなかまこさん、若林さん、いつも応援してくださる皆様、本当にありがとうございました。

また、猫山課長さん、改めまして、御出版おめでとうございます!


まだ、購入されていない方、とにかく行動あるのみ!!書店へGOです!


面白いと思っていただけましたら、ぜひ、「スキ」をお願いします!!

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