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「アーティスト・イン・レジデンス」プログラムを福島県12市町村で受け入れてくれる「場」を募集します!

 ハマカルアートプロジェクトの「アーティスト・イン・レジデンス」実施事業者募集プログラムの公募に対して、対象となる福島県12市町村で滞在制作を行いたいという芸術家やアートの担い手からの声が、全国から多数寄せられてきています。
 寄せられている声のなかには、「12市町村の現地とつながりがなく、滞在制作を望んでも、そのための『場』を得ることができない」というものが多くありました。意欲を持っている、思いをもっているが、地域や場所とのつながりがなくて、取組むことができないという相談が、多々寄せられています。
 一方で、該当の地域からも、「アトリエや表現するための場として使ってもらいたいのだけど、芸術家とのつながりがない」という相談がいくつか寄せられています。

福島県12市町村で芸術家が滞在制作可能な「場」の情報を求めています

※本事業の対象12市町村=田村市・南相馬市・川俣町・広野町・楢葉町・富岡町・川内村・大熊町・双葉町・浪江町・葛尾村・飯館村

 「現地で滞在して作品を制作したい」
 そんな思いを持った芸術家が活動し、共創の輪がもっとできるように、ハマカルアートプロジェクトでは、芸術家のための創作の場、すなわち「アーティスト・イン・レジデンス」に提供できる「場」の情報を求めています。

ここでいう「場」とは、芸術家が滞在制作をしたり、創作活動の対象となったりする、物件や場所になります。

たとえば、下記のような、多彩な創作活動に使える、多岐にわたる物件を求めます。

  • 絵画を描いたり、彫刻を作ったり、写真の撮影ができたりする、アトリエやスタジオになるスペース

  • 美術作品の材料を加工したり、組み立てたりすることができる工房

  • 共同作業をしたり、編集や執筆をしたりできるコワーキングスペース

  • 泊まりながら、創作のための活動ができるレジデンスや民家などの物件

  • これらの制作と併せて、展示も可能な物件

  • ペインティングができる、作品の設置ができるといった屋外空間

 このような用途に使える物件をお持ちか、もしくは物件と関係されていて、「使える場所ですよ」「使ってもらえるといいのでは?」という方がおられましたら、本事務局までご連絡ください。

本公式 note での掲載や、問い合わせのあった芸術家やプロジェクトの担い手への情報提供や、希望に応じて橋渡しを行います。また、これから始まる第2次公募期間中に、滞在制作の「場」を求める応募予定者とのマッチングの機会も設けます。


「場」の情報提供先

ハマカルアートプロジェクト事務局
fukushima@hamacul-project2023.com

 「場」の担当者は、上記のメールアドレスへ、タイトルを「『場』の情報提供」としてメールを送信してください。

 文面は、「場」となる物件の概要(内容は自由。ウェブサイトのリンクや資料の添付を歓迎します)を記載のうえ:

  1. 担当事業者名、部署名(個人の場合は屋号もしくは無記載で)

  2. 担当者名(情報の提供者)

  3. 連絡先メールアドレス

  4. 連絡先電話番号

を明記してください。

 「場」の提供や活用に関心のある方からのお問い合わせも歓迎します。
 内容を確認したあと、「場」の活用方法の可能性につきまして、事務局から取材に伺います。

 なお、ここでの「場」の情報は、事務局からの取材のあと、「場」を求める芸術家やプロジェクトの担い手への情報提供のために活用します。そのため、本情報の提供を以て「芸術家の中期滞在制作事業」の採択の条件とはなりませんので、ご留意ください。


地域での共創の輪を広げる「場」の情報、お待ちしております。

*冒頭の写真=劇場、映画館として使われ、1991年に閉館した旧「朝日座」(南相馬市原町)。登録有形文化財。 撮影=事務局(岡田)