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言葉は染み込むまでに時差がある。

「1年前にハマダさんから言われたことを、本当の意味で最近感じるようになりました」という言葉をいただきました。


素敵な言葉をいただいて嬉しい!と喜ぶと同時に、改めて思ったのです。言葉が染み込むまでには時差があるんだと。

その素敵な言葉を私にくれた人は、1年前に私が伝えた「自分にかけてあげる言葉たち」(私の行きたい道を選んでいいんだよ〜とか、私には私を守る権利があるんだよ〜など)を使いながら、自分への声かけをゆっくりされていたのです。

月日が流れて、一緒に作戦会議をしている間に、その人の言動に変化があり、それによって周りの状況も変わっていきました。そして1年前に始めた「自分にかけてあげる言葉たち」が今、確信となってじんわり体に染み込んでいくということでした。


私たちには、その時に受け取れる言葉があります。自分に自信が全くない時に「あなたは天才だよ」と言葉をかけられても、とても受け取ることはできない。

でも少しずつ自信がついてきた時にその「あなたは天才だよ」を思い出して、「そうかも、私天才かも。うふふ」と感じ直すことがあると思うのです。

昔伝えた言葉が、今のその人に何かを手渡す。なんて素敵な化学反応だと感動しました。

同時に思うのは、言葉を受け取ってもらうことに執着しなくて良いということです。誰かに伝えた言葉が、本当に心を込めて伝えた言葉であったとしても、相手にとって受け取る時期でなければ受け取られません。染み込まないのです。

でも、いつかその時が来たら染み込むかもしれない。私たちは、焦らなくていいのかもしれない。今は、どっちでもいいのかもしれない。

そんなことも思うのでした。

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2023年のテーマは洒洒落落。物事にとらわれず、さっぱりと生きたい。そんなハマダのこだわりレスな記事はこちらに収めます。

対話のカケラ(マガジン)


ハマダユイ
ソーシャルワーカー11年目。大学教員をやりながら、相談室バオバブで個別相談を受けている。精神疾患にまつわる悩み事、家族のこと、人間関係のこと、仕事のこと…。いろんな人と一緒に作戦会議を開く毎日。

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