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Current clinical concepts: Hamstring strain injury rehabilitation

こんにちは。

大変ご無沙汰してました。英論文はいかんせん読むのが不得意で時間がかかってしまい、新しく読み始めた足首の論文は大作で読み終わらず、途中で目の前に現れたハムストリングスの肉離れの論文に心惹かれていました。ですので今回はハムストリングスの英論文の和訳を少しずつしていきます。

論文は多くの人が携わり、苦労し完成されたものですので、丁寧に感謝して読み進めていきたいものです。

まずはアブストラクトから。

Abstract

ハムストリングスの肉離れはアスリートではよく起こり、適切な競技復帰パフォーマンスや復帰時の再受傷のリスクを最小限にするためにリハビリテーションが必要である。競技復帰は一般的に受傷後数週間で成し遂げられるが、その後のアスリートのパフォーマンスは障害され、再受傷のリスクは高くなるだろう。これらの結果を改善するためにハムストリングスの病理やメカニズムを理解しているリハビリテーションの実践者(AT,PTetc)が要求され、徹底的に臨床試験の実施方法を知っており、損傷部位の安全で効果的な負荷のかけ方を知っていること必要がある。このレビュー記事は現在の概念とハムの肉離れのリハビテーションに関連しており、アスリートの結果を改善する臨床家の手助けをすることを目的とする。

Key points

・ハムストリングスの肉離れのメカニズムは高い筋腱ユニットへの力(他動的もしくは受動的)、筋腱ユニットの長さの伸張の限界を超えての伸張そして、高速度動作などのコンビネーションによって起きている可能性が高い。

・ハイスピードランニングへの復帰は間違いなくリハビリテーションの中で最も重要な側面であり、多くのスポーツのパフォーマンスの基礎となり、ハムストリングスの一般的な損傷機序である。

・ハムストリングスへの遠心性収縮エクササイズと股関節伸筋群の強さはリハビリテーション中に行われるべきであり、ハイスピードランニングや、筋の強さと構造の不足を解消させるために要求される。

今回はここまで!!

ここでは、ハムストリングスの治療にはリハビリテーションが必要不可欠で、臨床家の評価の徹底した理解や、ハムストリングスの肉離れの病理学的なメカニズムの知識が必要であることが読み取れますね。

やはり競技復帰が目的となるとより強く仕上げていく必要がありそうです。


ではまた次回。

アディオス!!

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