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Current clinical concepts: hamstring strain injury rehabilitation

こんにちは。あやです。

現在お盆休み真っただ中ですので、2日連続での更新です。雨が沢山降り、地域によっては警報や注意報が出ていますね。皆様お気をつけてお過ごしください。

さて今日は、イントロダクションに入ります。

Introduction

リハビリテーションを指導する臨床家(AT、PT)は急性期の肉離れ損傷に苦しんでいるアスリートを規則正しく(丁寧に)管理する。

※以下 ハムストリングスの肉離れ:Hamstring strain injuries (HSIs)

このHSIのリハビリテーションの目的はアスリートができるだけ早く競技復帰するための準備のためと、再受傷のリスクを軽減させることとする。アスリートは通常リハビリテーションと競技復帰を3週間以内に完了させるが、その直後に再受傷することがよくあり、それに続いて、パフォーマンスに障害を残す可能性がある。なので、リハビリテーションを指導する臨床家はアスリートが完全な回復を行う最も良い機会を得られるために、現在のリハビリテーションの基礎の実態を認知する必要がある。

このレビューはHSIの一般的なメカニズムと病理の概要を簡単に短く紹介している;臨床検査の特に重要なこと;異なるリハビリテーションの介入の詳細な内訳と実施を考慮する;リハビリテーションガイドと競技復帰後の結果測定を行う;重要な2つの問題についての今後の方向性を示すための研究と行うことを特定した。この推奨度の強さの分類学(table1)は、公開討論時に全ての著者によって、臨床検査、リハビリテーション介入そして結果測定の推奨度の関連おいて合意に達し適応された。このレビューの目的は臨床家が再受傷のリスクを最小限にして、HSIsのアスリートへ早期の競技復帰パフォーマンスを促進するための最善のリハビリテーションを届けるための現在のエビデンスの基礎情報を提供することである。

Etiology and mechanisms

HSIの発生が、筋への繰り返される微細損傷の蓄積や片側での異常な筋腱ユニットの限界を超える反応で起こるのかどうかを知ることは、議論の余地がある。いくつかのHSIsは繰り返されるダメージによって組織の完全性が減少しアスリートは無害で差支えの無い動作においても脆弱な組織になっている可能性がある(最大速度以下でのランニングなど)その他の原因として、HSIは片側の微細損傷(力強い急速な股関節屈曲など)でも発生し、基礎的な軟部組織の完全性とは無関係の場合もある。どちらにしてもHSIのメカニズムは複合的に発生している可能性が高い。(1)筋腱ユニットへかかる力が高い(受動的でも他動的でも)(2)筋腱ユニットの適切な長さを超えての伸張がかかる(3)高速度の動き。これら3つ全ての力がHSIに必要かどうかは明らかになっていない。だが、この病理学的力はHSIの予測やリハビリテーションのプログラムを組む際に臨床家の頭に残しておくべきものだろう。

スポーツの背景としても、HSIの最も一般的なメカニズムは高速度でのランであり、力強い動作やキックのようなハムストリングを引き延ばす動作である。高速度ラン時のターミナルスウィングフェイズは最も損傷が発生すると考えられる。

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後半のスウィング時には、ハムストリングは能動的で、急激に伸長され、次のフットコンタクトの準備のためにエネルギーが吸収され減速する。ハムストリングの筋力は80%から100%のラン速度の時に1.3倍にまで増加し、筋腱ユニットの伸張が最も高いのは大腿二頭筋長頭である。これらの発見はなぜ高速度ランの後のHSIは長頭筋腱への発生が最も多いのかという疑問を説明できるかもしれない。

今日はここまで!!

濃い内容になってきましたね。

ラン以外の肉離れの発生の場合はもちろん違う組織の損傷も考慮しなくてはいけませんが、最も発生しやすい肉離れ部位の理解も必須ですね!

学びをさらに深めていきましょう!

では、また次の機会に!

アディオス

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