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小説ってどうやって書くの?【0から始める小説の書き方①文章のリズムを身に着けたい】

WEBで恋愛小説を書いている浜野ノアです。
小学4年生のときに学校の授業で書いたのが私の小説デビューでした。
それから約30年以上、ぽつぽつと小説を書いています。
出版社の小説大賞に応募したり、自分で同人誌を発行したり、これまで様々な形態で小説を発表してきました。
その中でもいちばん長く発表の場で活用させてもらっているのが小説サイトです。
20歳くらいのころに「魔法のiらんど」でHPを作成したのが始まり。
30代ではpixiv、カクヨム、エブリスタなどのサイトを経て、現在はpixivとエブリスタのみで作品を書いております。

昨年、WEBライターや動画シナリオライターとして働いていたときに「小説を書いてみたい」というライターさんもお見掛けしました。
でも書いたことないから創作できるかどうか悩まれている姿を見ているうちに、もし参考になればと思い、浜野ノア流になりますが小説をどうやって書いているかを公開しようと思います。

書きたい「想い」が湧いたときが始めどき

小説を書きたいと思うときはどんなときでしょうか。
感銘を受けた小説があったときでしょうか。
それとも恋をしたときでしょうか。
いろんなジャンルの小説があるように小説へしたためる「想い」は人それぞれだと思います。
いつその「想い」が訪れるかもわかりません。
日々の生活で湧きあがった小説に込めたい「想い」は心の引き出しにしまっておきましょう。

大ヒット小説をたくさん執筆されている村上春樹さんは著書「職業としての小説家」で、ご自分が小説を書こうと思った瞬間について語っております。

バッドがボールに当たる小気味良い音が、神宮球場に響き渡りました。
ぱらぱらというまばらな拍手がまわりから起こりました。
僕はそのときに、何の脈絡もなく何の根拠もなく、ふとこう思ったのです。
「そうだ、僕にも小説が書けるかもしれない」と。

職業としての小説家(村上春樹著/新潮社)

きっとこのnoteを読んでくださっている方々は「小説を書く」という行為に興味があると思っています。

私がどうして小説を書こうと思ったのかと言えば、授業で書いた小説を先生がみんなの前で読んでくれたからです。
それはとても不思議な感覚でした。

「自分の書いた小説が人の音声に乗ってみんなの耳に届いている……!」

その感覚がいまでも残っており、昨年WEBライターの仕事をしていく中で、「YouTubeの動画シナリオ」というお仕事を中心に活動することになったのかもしれません。
自分の書いたシナリオ(感動系物語や野球選手紹介など)が声優さんによって読んでもらえるというとても貴重な体験となりました。

小説を書くことで違うお仕事へ枝分かれする可能性もあります。
いま抱いている「小説を書きたい」という想いを大切にしてください。

小説を書く、と言っても始め方が分からない

「さて、小説を書くぞ!」とやる気が出たところでしょうか?

「あぁ、でも、いざパソコンの前に座ってみると一文字も書けない……」

そんな現象に見舞われてませんか?

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最後まで記事を読んでくださってありがとうございます。 読んでくださった方の心に少しでも響いていたら幸いです。