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スピッツの歌詞考察をしたところで真意は彼にしか分からない

スピッツシリーズ第3弾です。
今回は草野マサムネさんの書く歌詞についてをつらつら~っと書いてみます。

昨年、WEBライターとしてお仕事をしていたとき、ブログ記事を書く依頼がありました。
ココナラで「ロックバンドの紹介記事を書きます」というスキルを販売していたのがきっかけでした。

そこでたまたまポートフォリオで載せていたのが

この記事(現在noteに載せているのは手直ししています)だったので、最初のお仕事からスピッツのブログ記事を書くことができました。
しかしお題はあるわけで、noteに書いてるような好き勝手に書けるわけでもなく、かなり苦戦した思い出です。

詳しい内容は書けませんが(ゴーストライターなので(笑))、歌詞を読み解く記事を執筆したんです。(チェリーを始め、何曲か)

しかし草野マサムネさんが、自分が書く歌詞に対してファンたちが「あぁだこうだ」言うのを眺めてニヤニヤ(たぶん)するのが好きなのも知っていました。

いろんな方がブログ等で歌詞解説をしているわけで、片っ端から読んで被らないような記事にしたのですが、もはやその内容はフィクション!
絶対、草野マサムネさんはそんなこと思って書いてないし!!
と一人ツッコミしながら仕上げた思い出です。

私は小説を書くので、読者の方から感想をもらうこともあります。
しかしその内容は小説を書いていたときには意図していない方向で伝わっていることもあります。

「なるほど~、そういうのもあるのか

と井之頭五郎風に納得してみたり(孤独のグルメ原作ver.)。

自分の伝えたいことは100パーセントを他人に伝えることは不可能だと思うんです。
もはや草野マサムネさんの書く歌詞は謎解きかもしれません。
私の敬愛する村上春樹さんの小説も同じく謎解きに思える方々もいることでしょう。

彼らが投げる謎解きに受け取り側は答える必要はないんです。
たぶん彼らも自分の思っていることを100パーセント伝えたいと思っていなくて、投げたなぞなぞがどんな風に伝わるかをふんわり見守っているのではないかな……(違う?)

ちなみに「チェリー」をどんなふうに歌詞解説したかというと
スピッツの未来を描いた曲
と、まとめあげました。

”君を忘れない  曲がりくねった道を行く”

チェリー/スピッツ より

君=音楽を始めたときの自分
曲がりくねった道=売れっ子への道中

この二つを設定しただけで、「チェリー」の曲が急にスピッツの未来を思い描いた曲になっちゃったんですよね。

なんでそんな解説になってしまったかというと
やっぱり「ロック大陸漫遊記」のラジオの影響は少なからずあるでしょう……。
このラジオ聴いていると、思春期の草野マサムネさんがいかにロックやパンク・メタルに傾倒していたかが分かるし、いまのスピッツが築かれた過程も納得できる膨大な量の曲を聴き込んでる方なんですよね。
スピッツのサウンドは変わらないようで時代にきちんと適応している。その理由が70年代ロックからいま流行っているロックまで網羅して聴いているからなんだと分かるんです。(しかも漫遊記というだけあって世界各国のロックたちなんです!)

ギターを持って、初めてかき鳴らした瞬間の気持ちよさを忘れたくない。

「ロビンソン」でヒットして大人気になったスピッツがこの先の自分たちを案じて書いた曲がバンドの代表曲となった。
それはまさにロック少年が忘れてはならない「ROCK」な気持ちが込められた曲。

いつかまた この場所で 君とめぐり会いたい

30年以上経っても忘れてないから続いている。
未来を描いた曲の答えは「めぐり会えている」。

いろんな想像を掻き立てる言葉の選択をする彼の才能は誰にも真似できないし、選択の意味は彼にしか分からない。
その作品を受け取った側が考える想いは十人十色。

noteはクリエイターさんが多いので、きっといろんな感想をもらうことも多いと思います。
伝わらなくてモヤモヤしなくて大丈夫なんです。

価値観が同じ人はいない。
それでも何かを感じてくれた人々に私は心を救われています。

ちなみに「愛してる」はファンの声援かな~って勝手に納得してたり(笑)
noteで言えば「スキ」かも!!

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