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n回目のSpitz(スピッツ)

前回、「はじめてのSpitz(スピッツ)」という記事を書いた。

上記の記事はスピッツが気になる方々へ向けた内容だ。
今回、シングルはだいたい聴いたけれどアルバムはところどころ聴いていない方々を想像して書いている。

Spitz(スピッツ)はアルバムのすみずみまで名曲が散りばめられている

私のSpitzとの出会いは1994年「ロビンソン」発売時。
そのころはアルバムを聴いていなかった。順々に発売されるシングルを追ってテープへ自分なりに編集をして通学時に聴いていた思い出がある。
高校受験のころ、よく「渚」を聴いていたのでいまでもイントロが流れると電車の車窓から見える東京ドームが浮かんでくる。(補習の学校が水道橋にあった)

その後、アルバムを聴くようになったのは「ハヤブサ」が発表されたころ。
音楽の専門学校に通っていたころかもしれない。
当時はMDに編集をしてよく聴いていた。いまでも「ハヤブサ」は好きなアルバムの一枚だ。

Spitzとの関係はシナリオのように三幕構成になっている。
次に深くSpitzの曲を聴き込み始めたのが2021年2月から。
草野マサムネさんパーソナリティーの「ロック大陸漫遊記」を聴くようになったのが第三章の幕開けだった。

それから1年経ったけれど毎週「ロック大陸漫遊記」は聴くし、毎日、Spitzの曲を流しながら通勤している。
第一章、第二章と違うのは、メガヒットの曲を聴いていないことかもしれない。そしてなにより前身しているのは「スピッツベルゲン会員」に入会して継続をしたことだろう。(ベルゲン会員=ファンクラブ)

【毎朝聴いているプレイリスト】

<タイトル(アルバム名)>
群青(さざなみCD)
夏の魔物(スピッツ)
ヘビーメロウ(CYCLE HIT Spitz Complete Single Collection)
シロクマ(とげまる)
夢追い虫(色色衣)
タイム・トラベル(おるたな)
つぐみ(とげまる)
魔女旅に出る(名前をつけてやる)
さわって・変わって(三日月ロック)
8823(ハヤブサ)
流れ星(花鳥風月+)
ハチミツ(ハチミツ)
桃(さざなみCD)
君は太陽(とげまる)
さらさら(小さな生き物)
ハネモノ(三日月ロック)
1987→(CYCLE HIT Spitz Complete Single Collection)
夜を駆ける(三日月ロック)
若葉(とげまる)
日なたの窓に憧れて(惑星のかけら)
・・・・・・・・・・・・・・・・
大好物(現在シングルのみ)
醒めない(醒めない)
えにし(とげまる)
孫悟空(色色衣)

点線より上の曲はApple Musicで「スピッツ:隠れた名曲」というプレイリストから。聴いてみたら通勤時に穏やかに心へ流れ込む曲ばかり。

点線より下は私がチョイスした通勤時に聴きたい好きな曲。
とくに「えにし」は最近のお気に入り。いまも聴きながら書いている。

草野マサムネさんのボーカルで魅力のひとつはハイトーンボイス。
「えにし」はサビで高音域にのぼりつめていく部分がある。
そこが朝の情景にマッチしすぎるのである

”伝えたい言葉があふれそうなほどあった
だけど愛しくて忘れちまった”

えにし(スピッツ)より

特に「愛しくて~」の部分がハイトーンになる。歌詞も見事に印象深い。
大切な人へ贈りたい言葉がたくさんあるのに、うまく伝えられないことを
「愛しくて忘れちまった」と表現しているのは愛を伝えながらも照れもあるすごく心がギュッとする。

ロックなイントロ部分のギターリフからは想像できないサビの展開。
このギャップがスピッツの醍醐味だ。
ヒット曲はどの世代からも愛されるフォークロック。
だけどソングライターの草野マサムネさんの音楽ルーツはパンク・メタルロック。
ロックな曲調に繊細さを感じさせる歌詞。
ギャップ萌えが好きな人にきっとスピッツは応えてくれるはず。

さらに踏み込んでラジオ番組「ロック大陸漫遊記」(TOKYOFM)を聴けばさらなるギャップが待ち受けている。
落ち着いた癒しボイスで自分の感銘を受けたロックな曲を紹介する草野マサムネさん。そのところどころで自分のエピソードを盛り込んでくる。

そのラジオを聴き始めたころにひっくり返るほど驚いたのは
草野マサムネさん、「クッキー」を焼こうとしていたことだった。
それからもたびたび料理のエピソードは出てくるので面白い。
そこからインスパイアを受けて、私は小説を書くことができた(笑)

n回目のSpitz(スピッツ)は何度も訪れる

きっとまた何度でもスピッツの魅力に気づかされる。
300曲以上ある彼らの愛すべき曲たち。
そのなかから、いまの情景にぴったりな一曲に出会えるときっと毎日の彩りが少しだけ美しくなるかもしれない。


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