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「戦わない主人公」という逆転の発想(熱気バサラ編)

先週末からマクロス7を見始めた。

マクロスシリーズは見よう見ようと思いつつもなかなかきっかけがつかめずにいた作品。
なぜいま見始めたかというと、先日沼堕ちした声優・伊東健人さんが出演していた動画で熱く語られていたからだ。
語られていた、というか歌われていた、というか。

YouTubeのオススメにでてきた想い出アニソン同好会の動画を見たのがきっかけである。
この動画のなかで、伊東さんは「想い出のアニメ」にマクロス7を挙げていた。
「マクロスF」から見始めたそうだが、シリーズを全部見た結果、マクロス7がいちばん刺さったと言っていた。
さらには、オーイシさんが「みんな熱気バサラにハードロックを教えてもらったんじゃない?」とまで。

マクロスが歌に関連している作品だということはなんとなく知っていたが、戦闘ものだったよね?
ハードロックが宇宙の戦争にどうやって関わってくるの!?
御三方(オーイシマサヨシさん・仲村宗悟さん・伊東健人さん)が語れば語るほど、はてなマークが浮かんだのだ。

伊東さん「主人公が戦場に出ていって、弾を打たずにスピーカーを投げて歌うんですよ」(ニュアンス)

ちょっとまって、スピーカー投げる!?
どういうアニメよ(笑)

仲村さん「決めセリフが”戦闘なんかくだらねぇぜ、俺の歌を聴け”だからね」

!?!???

ガンダムはだいたい履修したので、まず戦闘機に乗っているのに、「俺の歌を聴け」という部分が理解できず、これは見るしかない。
とすぐに第1話を探した。

このサムネイルからして、もうツボ(笑)
コックピットで宇宙用のスーツも身に着けずにギター持ってるよ……
(しかも流れ出したOP曲がめっちゃかっこよすぎだし)

でも、もうそれが「戦わない主人公」なんだと気づいた。
戦うつもりがないから、スーツも着ない。

伊東さん曰く、熱気バサラ(上記動画サムネイルの主人公)は「宇宙レベルのジョン・レノン」だと言っていた。

確かにそうかもしれない。
ジョンも丸メガネだし(オーイシさんも言ってたが)。
平和を願って歌い続けていたジョンの進化バージョンが熱気バサラなのかもしれない?
(まだ全部見てないから「?」つけておこう)

想い出アニソン同好会の動画で、仲村さん・伊東さん・オーイシさんが演奏している曲があまりにも良すぎたというのも見始めた理由のひとつ。
流れる音楽がハードロックの系譜を踏んでいるからすぐにマクロス7の世界に馴染むことができたのかもしれない。

宇宙で闘う系のアニメって敷居高いと思うけれど、歴史設定などはあとから振り返っても問題なくて。
まずはストーリーで視聴者を引き込むことが大事なのだろう。

戦闘機で出撃したにも関わらず歌い続ける主人公・熱気バサラ。
宇宙での戦いのアニメで戦わない主人公・熱気バサラ。
既成概念吹っ飛ばして、もっと自由に物語を書きたいと思わせてくれた熱気バサラ。

まだ彼にどんな過去や背景が隠されているかは分からないけれど、今後の展開がとても楽しみである。

一か月間だけ出戻り無料U-NEXTで見ているから駆け足。
年末年始はマクロス三昧決定。

また何か気づきがあれば書こうと思う。


(以下メモ)

伊東さんのシャウトは、FireBomberとSEX MACHINEGUNSと聖飢魔Ⅱとエアロ・スミスで構成されているらしい(笑)
そもそも伊東さんに沼堕ちした最初のきっかけって、「シャウト」だったりしたんだよね。
メタル好きとしては聞き逃せなかった彼のシャウト。
なるほど、なるほど腑に落ちた。

そうか、独歩の叫びは熱気バサラだったのか!(違)


勢いだけで書いた記事をここまで読んでくださり、ありがとうございます!
いまごろ「マクロス7」のすごさに気づいたのか!
と呆れた方もいるかもしれませんね(笑)
ひとまず30年弱経過しても新規ファンを獲得できる作品って、すごいですよね・・・。
生きてるうちに出会えてよかったよ、伊東さんありがとう。
そして熱気バサラ、ありがとう・・・。
(それにしても、熱気バサラっていう名前もすごいよね。覚えやすいしインパクトある)

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