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スキだから、信じて待つ

久しぶりに男性アイドル推し活の話。

嬉しいニュースが舞い込んだ。
例の一件のおかげで、CM契約解除が相次ぎ、私の推しもばっちり解除された。

ちょうど清涼飲料水のCMに起用されて、テレビCMのほかにも渋谷駅前のOOH(屋外広告)で彼のポスターがずらりと並んだ。
代々木八幡の駅看板もジャック。契約解除になった瞬間、マジでこれを見に行かなかったことを後悔した。

CMは彼の爽やかさと有名紅茶ブランドが絶妙にマッチしており、ふだんからこのブランドの無糖を愛飲していたが、このときばかりは思わずストレートを買ったのも懐かしい。

広告というものは、非常にデリケートで信用が第一。
契約解除はやむを得ないと肩を落としたけれど、あの素晴らしいCMがこの世から消え去ることは非常に悔しかった。
ファンですらこんなに残念なのに、当の本人からしたらどれだけ悔しかったか想像などできない。

私は激しい喜怒哀楽をあまり表に出さないタイプだが、そのぶん作品に落とし込むことが多い。今回の出来事もしっかりと新刊となる作品に反映させた。以下、抜粋。

スクランブル交差点を渡り切り、俺はセンター街の入口にある書店に入ろうと、ふと道玄坂方向に目を向けると、渋谷109の屋外広告に国民的アイドルの桐生ジュンが清涼飲料水のポスターで眩しい笑顔を見せていた。

「聞かせたいのは、恋の旋律」より

いまも作業机の脇にある書類立てにその広告が裏表紙に印刷された雑誌を自分だけに見えるように仕舞っている。
いつか再び契約してくれる日を信じて、契約解除されてからもそのブランドの紅茶を飲み続けた。(単に美味しいだけというのもあるけれど)

その結果、なんと、なんと、再契約および紅茶だけでなくビールのCMにも起用されるとのこと!!!!

(インスタでご本人が長文で語っております)

まだ公式さんのYouTubeにはCM動画は戻ってきていないけれど、彼のインスタでは写真が載った。

あぁ……。数か月のあいだ、この世から消えてしまった素晴らしい広告よ。
帰ってきてくれてありがとう。
制作された方の気持ちもなんだか考えてしまう……。

新しく決まったビールは飲めないので、貢献できないけれど。
また街やテレビで紅茶の広告を見かけたら、ストレートティーを買う自分がいるかもしれない。
それだけ広告の力というのは、あるということだ。

事務所を通さず、個人での契約。
時代も進みつつある。

事務所としてのブランドは崩壊した。
だけれど個人の実力は、これからが勝負だ。
ファミリーだった彼らはバラバラになったように見えるけれど、個人個人がヨコで繋がれば、それでよいのかもしれない。

永続的に、この世になにかをそのまま残すことは難しい。
必ず変化が訪れてしまうのが、生きているということなのだ。

最後まで記事を読んでくださってありがとうございます。 読んでくださった方の心に少しでも響いていたら幸いです。