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【横浜DeNA】2023年レギュラー争い~内野手編~

昨季2位で終わった横浜DeNAベイスターズ。
今季こそ25年ぶりの優勝を期待したいところですが、現在のチームの戦力がどうなっているのか、誰が開幕に入ってくるのかは気になるところです。
そこで現状の戦力を分析して開幕1軍選手や1軍争いの状況をポジション別でまとめてみました。
今回は内野手編です。

3つのポジションはレギュラー確定的

DeNAの内野手はレギュラーが確定しているところが多く、ある意味安定してます。
ファーストにはソト
セカンドには牧
サードには宮崎
このようにレギュラーが決まっていて、この3人が今季もレギュラーとして起用される可能性が高いのはDeNAファンの周知の事実と言っても良いぐらいです。
何故この3人が良いかと言うと、打撃面で突出している点が大きいです。

3人とも本塁打を量産しててOPS.800を超えています。ここまで打てるのは他のポジションの佐野ぐらいしか現状ではいないですし、この3人がチームの主力打者となっています。
3人とも守備面に課題があり、内野全体の守備力が心配ではありますが、その守備のマイナスを補って余りある打撃での貢献があるので、なかなか彼らと競える選手がいません。

打撃力はチームNo.1  牧秀悟

はまだ昨季は大卒2年目でしたが、チームトップの本塁打数・打点・OPSの結果を残しました。もはや紛れもなくチームトップの打者ですし、まだ若く牧以外を起用するということは考えられません。
二塁守備に課題はありますが、それでも二塁を守れるという点だけで他球団に比べても大きなアドバンテージになりますし、三浦監督体制下の今年も4番打者としてシーズン通して起用されるでしょう。

3年連続打率3割 宮﨑敏郎

宮﨑はもう6年以上サードのレギュラーとして定着していて、常に高打率・2桁本塁打で打撃成績はチーム上位にいます。更に宮崎の特徴として三振数が非常に少なく、簡単には三振に打ち取られない打撃は作戦面にも好影響をもたらしていたでしょう。
三塁守備は元々は良かったのですが、近年は年齢的なこともあって守備範囲が狭まり、守備固めを出されることも増えてきました。
とはいえ打撃面はまだまだ健在で、今季もチームの主力打者の1人として計算されているのは間違いないでしょう。

今季は勝負の3年契約3年目 ソト

ソトは2018年から入団してきた外国人選手で、最初の1・2年目はシーズン40本以上の本塁打を量産していて文句なしの打撃力でした。
また守備面でもセカンドを守っていて、今の牧と同じように打てるセカンドとして注目を集めていました。
ただ年を重ねるごとに打撃成績が落ちてしまい、昨季も開幕前は厳しい評価をされていました。
しかし昨季、ソトは打率.266 17本塁打 OPS.815という成績で3年ぶりにOPS.800超えの結果を残します。
この復調でソトの打撃はまだ大丈夫という目途がたち、更にソトはファーストで起用されることで守備負担も減りました。
試合後半に守備固めを出される機会が増えたことで、打席数は減ってきましたが、まだまだ本塁打を打てる主力打者で、ソトが6・7番に入ることで下位打線に厚みが出るようになっています。

ただ、ソトも宮崎も今季は34歳になり、流石に打撃で衰えが見えてきてもおかしくない年代なので、この2人と競えるような選手が若い世代から出てこないと、将来的に厳しくなるでしょう。

正遊撃手争いが熾烈

DeNAの内野の中でも遊撃手だけは、ここ数年ずっと固定できず競争状態になっています。
昨季は若手の森が1軍に上がってきて、大和や柴田らと併用されていました。
まだしっかりとした結果は残せてないものの、遊撃手のレギュラー候補としてアピールする機会にはなりました。

そこに今オフ、中日から京田がトレードで加入したことで、今季は誰が遊撃手のレギュラーになるのか分からない状態です。

身体能力抜群の期待の若手 森敬斗

高卒4年目になるは、昨季1軍で61試合に出場しました。
168打席 打率.234 2本塁打 6盗塁 OPS.586 という成績で、遊撃手としては大和に次ぐスタメン出場がありました。
打撃成績的には大和や柴田とあまり差がなく、森の長所である足を活かした盗塁も成功率が伸び悩み(55.6%)、1番手で起用されるほどの結果を残しきれませんでした。
ただ守備面では粗さがあるものの、俊足を活かした広い守備範囲と、地肩の強さを活かした送球があり、大和や柴田らと比べても頭1つ抜けたプレーができています。
まだ若いのでここから更に技術面が改善されてくると、他球団の1番手ショートと遜色無い守備力になる可能性は十分あります。
高卒ドラ1遊撃手なので、本来なら森がいずれ遊撃手のレギュラーに定着することを、球団としても青写真を描いているはずです。
今季の台頭を期待されているでしょう。

中日では5年連続正遊撃手 京田陽太

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