見出し画像

【横浜DeNA】ポジション別レギュラー争い【遊撃手】

2022年のポジション別レギュラー争いについて考察や予想をまとめています。

今回は遊撃手編です。

内野で唯一、固定できなかった遊撃手

2021年は内野の一塁、二塁、三塁はそれぞれソト、牧、宮崎といったそれぞれのポジションの代表的な選手がいますが、ショートに関しては1人に絞るのができませんでした。
主に起用されていたのは柴田と大和の2人ですが、柴田は故障があって2軍落ちを経験し、大和は5~6月の短期間はレギュラーを掴みましたが、後半戦では主に控えにまわっていました。
柴田の故障時に森が1軍に上がってきて起用されていた期間もあり、他には田中俊や倉本や知野も数試合スタメンで出場しました。

このようにシーズン通してしっかり固定されていた選手はおらず、2022年も継続して複数の選手の併用という形になりそうです。

攻守で成績が良い柴田・大和の併用

2021年は1軍ショートの経験豊富な倉本と柴田が2人とも故障するという事態になったことが、複数人ショートを起用することに繋がりましたが、実力的に突出した遊撃手がおらず、やや物足りない成績になっています。

2021年に1軍で起用されたショートの打撃成績を見ると、1番OPSが良い柴田でもOPS.650を切っていて、大和も同じくらいになっています。
この打撃成績ではなかなか貢献しづらく、ショートと言えど物足りないです。
柴田や大和は代わりに守備の良さが武器で、その点で他の遊撃手よりも1軍で試合に出ていますが、打撃成績はやはり必要でしょう。
仮にOPS.700台の遊撃手が出てくれば、一気にレギュラーを掴む可能性を持っていて、そのレベルでのレギュラー争いができるようになって欲しいですね。

控えとしても成績改善が欲しい倉本・田中俊

倉本は一時期はショートのレギュラーとして定着していましたが、21年はなかなか結果を残せないうちに怪我してしまって、2軍に落ちています。
田中俊も巨人時代は控えが多かったですが、成績はそこまで悪くはなく打撃だけなら現在のショート候補の中でも1番を狙えるものを持っています。
ただ昨季は不調に苦しみ、なかなか結果を残せず薄い印象になってしまいました。
この2人はまだまだショートのレギュラーを狙える可能性を持っていますし、今季はしっかり結果を残してまずは1軍定着が目標になりそうです。

若手の知野・森に期待

今後のショートの伸びしろとして考えられるのが、2021年に1軍で起用されていた知野と森です。
2人共まだ20代前半で若く身体能力を活かしたプレーができるので、技術面が伸びてくれば、攻守で大きく成績を改善させることができるはずです。
そのためには現在ショートで積極起用されている、柴田と大和の成績を上回る必要があります。
短期的には知野も森も21年に活躍を見せましたが、シーズン通しての長期間で活躍を続けられるかは現在は難しく、22年は少しでも1軍に残ってショートで起用されていくことが2人の目標となるでしょう。

ここから先は

416字 / 1画像
この記事のみ ¥ 100

良かったらサポートお願いします!更なる野球分析と優良記事作成に活用させていただきます。