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【横浜DeNA】離脱者続出も奮闘する大和・キャリアハイ更新なるか

チームの危機を救う存在

チームから故障者が続出してますが、その中でも奮闘して、試合に出続けているのが大和です。

大和は現在、チーム内で4番目に多く打席に立っていて、遊撃手のレギュラーになっています。
大和は現在34歳で、チーム内ではベテランの域に入っていて、過去2年を見ると1軍での出場機会が減ってきていました。
ただ遊撃手を安定して守れる点と、短期間ですが打撃好調な時期があって、チームの運用が苦しい時に出場して、チームの危機を救う役割が多くなっています。

その大和は今季は開幕から積極的に起用されています。
これには同じ遊撃手で、若手の有望株の森敬斗がオープン戦で足を怪我して試合に出れないことや、外国人選手の怪我の影響で倉本が一塁にまわされたこと、柴田が開幕から打撃が絶不調だったことなど、他の遊撃手がレギュラーで出れない事情もありました。

今期はキャリアハイを狙える

ただ、そうした中で大和は開幕からしっかりと結果を残し続けて、3・4月の月間成績は以下のようになっています。

【大和 3・4月の月間成績】
22試合 76打席 打率.292 0本塁打 5打点 出塁率.320 長打率.389 OPS.709

スタメンは20試合で当初は7番を任されてましたが、6番に打順が上がっています。3割近い打率で、本塁打こそ無いものの二塁打が多く長打率が割とあり、OPS.700超えになっています。
守備面では常にショートを守っていて、ここは固定されています。牧がセカンドに定着したことで大和をショートに固定しやすくなりました。宮崎が離脱時にはサードに柴田や倉本が入っているので、大和がショートに専念できるようになってます。

正直、3・4月は大和がここまで試合に出なければならないほどチームの人材難でしたが、大和がいなかったらもっと厳しいチーム状況になっていたことは明らかです。
なので大和の存在はとても大きく、現在のチームに無くてはならない存在と言えます。

キャリアハイには他の選手の台頭が必要

現在、打撃で結果を残せている大和ですが、この調子でずっと活躍していけるかは正直難しいところです。
過去2年は打席数が減っていましたし、その中でも1ヶ月ぐらいが好調な時期でそれ以降は成績が下り坂でした。
これはおそらく、試合に出続けたことでの疲労の影響で、年齢的にも仕方ないと言えます。
今はGWを明けた段階で、シーズンの最初の疲労が溜まってくる頃です。
大和には今の状態を維持してもらいたいですが、出ずっぱりでは調子を落としてしまうので、大和以外にも遊撃手を起用できる選手が出てきてほしいところです。
現状だと、復調しつつある柴田や怪我明けから復活しつつある森が上がってこれると、ショートを併用する形にできます。

大和はそうした中で状況に応じて起用されるようになってくれば、自身の成績を高いレベルでキープできるはずですし、そうなると今期は本当にキャリアハイの成績に到達するでしょう。

どこまで現役を続けられるか

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