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未明に獣の 争う声がする 争う と言っても 縄張りではなく 生存 あれは たぬきか イノシシか それとも 野犬とか

    • 保存または耐用

      土壁を修復しようとして手に付かない。たたきもどうしたものかと悩んでしまう。いろと風合いを決めることができない。決めたあと、やっぱりもっと城っぽい方がよかったとかスサを入れなければよかったとか後悔しないだろうかとか。せけんのせしゅはカタログを見て、じゃkー8でよろしく、とかかんたんいせんたくしているのだろうか。 この先、ずっとかわらないことを自信をもっ手決められない。 そのくせ、自分で全m神経をしぃうちュいさせて保存mしたカセットテープの音楽やビデオテープの家族の思い出は、

      • おそろいだ

         よく同じ柄の服を着て、交わされる言葉。  お互いの思い入れの程度に合わせて気持ちは強くなる。  この気持ちの起源は、どんなところからきたものなのか、はたからみると大したことがないように見えるのに、喜び合う人々を見ていて考えてしまった。

        • イギリスDEキャンプ

          当時、なんだかポンドが強く、キャンプしながら旅行をした。 地図はなく、CAMPの文字だけを車で走りながら探した。 するとバージinnというキャンプ場についた。ハニーストリートだそうだ。なんだそりゃと馬鹿にしてしまった、数年後調べて分かったが老舗だった。 そこであじをしめ、イギリスでは簡単にキャンプ場が見つかり、泊まれるという先入観ができた。これがいけなかった。旅行の長い課題になってしまった。 ある日、やったあ見つけた~と着いたところは、陸軍の正門だった。ああ英軍キャンプだね。

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          家禽の鴨類の子育て

          いなかに家禽は欠かせない。卵はその辺の雑草や種、昆虫、善玉菌を野生に近い状態で食べたものでできている。価値ある卵。 家禽を飼っているうちに原種と呼ばれるものに興味を持ってしまった。原種なんて、なぜ飼いたいのか。古民家に住んでいる者として、なぜか色々なものを遡ることが常になっているので、その一つの興味。 ただ、鶏はジャワスマトラの野鶏が原種であり、手に入りそうもなかった。 ふと、庭を見ると鴨類がいる。あ、これだと思いついたのが真鴨、それを飼おう。 月日が流れ、合鴨の抱卵まで辿り

          家禽の鴨類の子育て

          独りで喜多さん

          喜多さんは、アウトドアがすきだ。渓流釣り、山菜採り、キャンプ、登山。季節を問わない。 料理は得意だ。お父さんと自分の朝御飯、弁当をつくっていた。お菓子つくりもするらしい。 車で小一時間のところに彼女がいる。どちらもネコ好き。 仕事も管理された中でだけれどアウトドアだ。 週末が恋しく、待ちに待った金曜の夜、改めて考える。なぜ、布団で寝るんだろう。もう出掛けてもいいんじゃない。そう、土曜の夜明けを眺めつつアウトドアしている。 お金はあまり好きではないらしい。むろん生活する上でお金

          独りで喜多さん

          野生ということ

          印象として野生動物は命がけで生きており、家畜やペットの命は人に委ねられているせいか図太い。 鴨の卵を孵したことがあった。ふ卵器で孵すと刷り込みの強さに驚いた。孵ったばかりだというのに、人がいないと気づくとと追いかけてくる。50m離れたところからダッシュで走ってくる雛がいるなんて。 そうかとおもうとあるときの雛は、人を親だとは思わなかった。怪しみ近寄らず逃げて避けて、寒さと飢えで死んだ。 雉の卵を孵すとき、鶏が抱卵していたので卵を丸ごと交換し托卵してみた。 雉の雛は孵った。親

          野生ということ

          とけないゆきのこと

          夕方から走りはじめて、雪になった。 そういえば時速100kmでも大丈夫なんだろうか。ほぼすれ違う車はないような記憶。 ライトは目の前だけを照らす。 いつしか夜も明けて、滑走路のような白い林道を走る。 ははあ、衛星が沈みにくいんだ。 サンタと別れを告げて、夕方になる前にひと休み。 湖岸の小石がキラキラ、でも物音ひとつしない。 背中の娘は笑っていた。 BGM  london grammar strong

          とけないゆきのこと

          辿り着くところは痒み

          と、書くだけで痒くなりそうな感じがする。 これは、ぜいたくな不快の一つのような気がしてきた。 サルの毛繕い。 おなかが減っているサルは、そんなことしないだろう。 ご飯を探しているか、だれかと戦っている。 ヤギのスリスリ。 もちろん、エサを食べているときにアブや蚊にたかられたら、嫌がるが、満腹ですることがなくなり、欲求で強いていえば痒いところがあるかな。そういう感じで人に痒い所を差し出す。ハイハイここですね。 ああ、そうだろう。一時期、床屋の類で洗髪しながら「痒いところ、

          辿り着くところは痒み

          遡る」っていいカンジだなあ

           未開の地を下ると小川があった。生き物がいて、幼少の夏は毎日遊んだのではないかと思う。  図鑑ではなく本物の生き物と遭遇するうちに、川の上流へ向いて生き物探しをしていた。  あるとき、川遊びに新人が来たのだろうか。どういうわけか、もっと上流を目指そうと歩いて行った。幼稚園を卒業したての身には倒木や急流は相当アドベンチャーだった。途中、木苺を見つけた。食べたりポケットに入れながら遡っていった。ユリとスイセンの間のような白地に黄と紫の模様のある花が咲いていた。家に持って帰ろうと取

          遡る」っていいカンジだなあ

          ゴーンとコロナ

           もはや交通事故と同じレベルの安全意識をもたなくては、という感じになってきたコロナ災禍。ゴーンを止められないのにコロナを止められるわけがない、ということばに納得して数年経つ。  自然のものと向き合っていると、不注意がもとで災いが起きる。  秋になり、ちょっと夜、知らない土地で暑いからと窓を開けて仕事をしたら、蚊に刺された。と思った。自宅に戻り、蚊に刺された~と服をぬいでびっくり。じんましん並みに出た発疹の天の川。私の皮膚にとってはひどい虫による虫刺されだ。  という経験をし

          ゴーンとコロナ

          朽ち果てる前の風合い

          窪田商店のトタン壁にコーラ瓶の看板が錆びている写真を見せていただいた。 掲示した当初はおそらく鉄板に塗料印刷したてのピカピカしたものだったろうが、日光と雨風にさらされ、塗料印刷が落ちると同時に赤錆が出てきたようである。 ていねいに書くと、看板は鉄板に地の白塗料が塗られ、その上にコーラ瓶の黒塗料が塗られた。月日がたち、地の白は赤錆になり、コーラ瓶は今のところ黒塗料がすべて落ちて、雨水の影響で、地の白が流れるように剥げ落ち、錆びている。 掲示した当初、雨が当たればコーラ瓶に水滴が

          朽ち果てる前の風合い

          道しるべ

           引っ越して、することといえば、家の周りを探検すること。まあ地図を見なくとも、昼間だし、なんとなく分かる。困ったら広い道路に出て帰ればよい。  ということで家から植林された杉の山に入る。道はあるようなのだが埋もれているので木立を縫うように等高線に沿って歩きやすい所を進む。  急にぽっかり空が見えるところに出る。なぜかこじんまりと白い草花の群落がある。下のどこからか電車の音がする。どこを歩けばいいか。草だらけのところに石碑がある。道しるべ、とある。  はてさてこの辺は道だったの

          道しるべ

          ギリシャ人のきもち

           どこかに書きましたが、街中のギリシャ人のおしゃべり熱はすごい。広場に集合してだれかれとなくしゃべっている。例えていうなら、新宿駅構内の人が、移動をやめてお互いに話し出すのと同じ。外国人の私でも、なにか話を聞いたりしゃべったりしたりしなきゃという変なきもちになる。  その話じゃなかった。ギリシャの街中は、ビルと遺跡が混在している。今の生活は続けていかなきゃならないが、遺跡は価値あるもので発掘もしたい。発掘が完了すれば、整備でもして一大遺産として後世に残る世界的な遺産になるだろ

          ギリシャ人のきもち

          コーヒーがうまい

          ここは沢伝いの古民家。 街場までは遠く、コーヒーを買いに行くのは大変。うまいコーヒー豆を求めたらもっと大変。しかたなく生豆をどっと宅配していただき、自家焙煎。 古民家の石竈を使い、もう5~6年になるか。 と油断をするとなにか起きる。焙煎網を引き揚げたとき、なにかの拍子で、パラパラっと豆がこぼれた。 夏場は、2ハゼの音が小さくシティローストがむずかしい。暑いことだしフルシティでもいいように酸味強め豆を焙煎していたのだった。ちょっと高い。 とりあえず、できた豆は冷やして、こぼれ豆

          コーヒーがうまい

          「はい、もしもし、いつ刺されたんですか、今ですか」

          「はい、もしもし、いつ刺されたんですか、今ですか」 電話をとるたび、先ほどから同じような質問をしているここは休日当番医の待合室。 朝に市内一斉のクリーン活動中、小川の土手で妻がキイロスズメバチに刺されたようなので病院に行きました。アブに刺されたんじゃないの?と取り合わなかったのですが、痒い痒いと訴えはじめ、腕を見ると見たこともないような発疹の多さに、びっくりして来ました。 待合室には、他にハチに刺された方はいたにもかかわらず、受付、問診と、妻を見る看護師さん達の眼力が強く、と

          「はい、もしもし、いつ刺されたんですか、今ですか」