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太陽が描いた絵/終末の空の色

こんにちは。
今日はすご〜くぼんやりしていました。
ぼんやりしてた中で授業で聞いた気になる言葉について考えます。

ヘリオグラフィ

フィルム写真の授業をとっています。
今日は簡単に写真の歴史を習ったのですが、「ヘリオグラフィ」という言葉を知りました。
ヘリオグラフィは、世界でいちばん初めの写真技法のことで、1824年に成功したようです。「太陽で描く」という意味らしい。
なんだかすごくかっこいい!
研究室から見える風景の像ですが、すごく荒くて、なんでもない風景のようなものがぼんやりと見えるくらい。
でも、この実験に初めて成功した人は、「太陽が描いた絵だ!」と思ったのかな。
今みたいに一瞬で像が出てくるわけではなくて、ものすごく長い時間露光しなければいけなかったからかも。
8時間とかかけて出てきた像なら、確かに「描いた」感じがするかも。
後の(20年後くらい?)世界初の写真集の名前も、『自然の鉛筆』というものらしい。
これもまた素敵な名前!
今は技術も発展して、カメラは道具で、主体は私であることが自明という感じがするけども、初めの頃は太陽が主体のようになっていたのかな。人間はただの媒介という感じで。
現在でも、太陽が描いた絵を作ることってできるのかな。
そういう意識で写真を撮ることってできるのかしら。
わたしが強すぎちゃってもうできない気がする。かなしい。
世界で初めて太陽が描いた絵、検索して見てみてね。

学校から帰ってきたら、雨の音が聞こえて、外を見てみたら完全に終末の色をしていた。
どうして終末に立ち会ったことがないのに、確信を持って終末の空の色がわかるんだろう。
おそらくは様々な創作物の影響だけど、この不穏な感じって、多くの人に共有されているの、おもしろいね。
不穏な感じって好きだから、ちょっとわくわくしてしばらく空を眺めた。
カバー?の写真がその終末の空なんだけど、終末にみえますか?

またね。


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