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がんと障害年金のこと~兄が亡くなりました

別途説明しますと言いながら、忘れておりました。
がんの障害年金のこと!(その日記はこちら
※以下、正しくない場合もあるので必ず専門家などにリサーチしてください。

がんと診断されたら障害年金

障害年金とは、本来は受給年齢になってから受け取る年金を、前倒しできる社会保険制度です。がん(など特定傷病)なら受給できる可能性があります。

医者も知らないことがある

この制度、医者でさえ、がんで適用されることを知らなかったり、軽視していることがあります。
兄も治療のことは調べ尽くしていたけれど、この制度は知らず。がん専門病院なのに提示もなかったそうです。

たまたま私が日頃からチェックしていた腫瘍内科の勝俣範之先生が、当時ちょうどFacebookにまとめておられたので、兄に伝えました。


障害年金がわかるサイト

■ 障害年金について勝俣先生と専門社労士さんの分かりやすいサイトを見つけました。  → こちらから


相談は社労士さん

この制度のご相談は、社労士さん(社会保険労務士)になります。
住んでいる行政の社労士無料相談やケアマネさん、病院の支援スタッフさんに聞いてみても良いでしょう。
幾分駆け引きもあるので、できれば障害年金申請に慣れた社労士さんが良いと思います。


うっそ、申請チャンスは1回?

再発してすぐ、社労士事務所に相談しました。
答えは 現状 NG
理由は・・・まだ動けてふつうに仕事できるから。
兄への説明なので本当は違うのかもですが・・・

ステージ4で治療しても標準 余命1年半と宣告されていても、抗がん剤治療で検査データは小康状態、なんとか出勤できるとダメらしい。

さらに、『チャンスは一回』
申請は一度 蹴られると二度と通らない可能性を説明され、結局、約1年半後、抗がん剤があと2種類、検査データも悪くなった2023年初旬に申請。2023年3月から受給に漕ぎつけました。亡くなる半年前です。


なんのための制度なの?

本来は、長きに渡る余生に受給される年金。
それをがん患者が前倒しでもらうのは、幾分短くなったであろう命のなかで治療や生活を助け、QOLを確保するため。

身体がまだ自由なうちにQOLを上げたいのに、受給は厳しい。治療費は高い。急性期前後のもうこれから落ちるばかり…となったらオッケーなんて、意味不明だなぁと思うのです。


申請しないと損!

とはいえ、ありがたい社会保障制度です。
兄も障害年金の情報を知ったことで、将来の不安がかなり軽減したようでした。自分で払い続けた年金だもの。堂々と申請していいと思います。

ご参考になれば幸いです。

point!

  • 現役世代:がんと診断されたら障害年金!

  • 申請手続きは社労士さん(社会保険労務士)

  • 申請先は年金事務所

  • お医者さんも知らないことがある!

  • 申請には診断書が必要

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