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妄想特盛り。ドン家と獣人を中心とした私的ドンブラザーズ考察

 あんまりこういう事しないのですが、放送終了後もどうしても気になって色々考えてしまうので、自分の中のドンブラザーズタイムラインをまとめたくなりました。1年を通じて見逃した回はないと思いますが、きちんと映像を見返して検証とかしてないし、そもそも明確に説明されてない部分が多くて妄想多めです。勿論ネタバレなのでドンブラザーズまだ見てない人は読まないことをお勧めします。間違いなどがあってもご容赦くださいませ。


▼前提としての世界観

・人間界にARめいて重なる脳人の世界がある。
・脳人の人々は基本的に感情がフラットで欲望を持たない。
・普通の人類は脳人界を関知できない。
・逆に脳人は人間に化けて普通に人間として生活していたりする。
・人間の出す波長が脳人には必要らしく、普段は人間に危害を加えることなく生活している。
・ただ人間の中には欲望が強すぎて変身して暴れだし(ヒトツ鬼と呼ばれる)、脳人に危害を加える(一般脳人、アノーニとか吸われちゃう)ので、それを退治する人がいる。

▼脳人界の組織

・元老院の指示で動くヒトツ鬼討伐隊がある。(ソノイ達)この討伐隊に倒されると封印されてしまい、元の人間としての生活には戻れない。

・もう一つ討伐隊があり(ドンブラザーズ)、こちらに倒されるとヒトツ鬼から普通の人間に戻れる。(2度とヒトツ鬼にならないわけではなく、一旦高ぶった欲望がリセットされる感じ)

・このヒトツ鬼になった人間を封印するか、元の人間に戻すのかの対立から話が始まる。

▼ドン家と元老院の対立から始まるタイムライン

・前述の通り、元老院側はヒトツ鬼は封印するべき、ドン家は元の人間に戻すべきという主張。

・それぞれヒトツ鬼討伐隊を作る。元老院側はソノイたちを脳人界から選抜して変身能力とヒトツ鬼隔離転送能力を与える。ドン家はドンモモタロウのみドン家から選抜され、変身能力と人間に戻す能力を与えられる。そのほかにお供として、イヌ、サル、キジ、オニを模した変身能力を人間に与えてドンモモタロウの活動を補助させる。こちらはあくまで補助で、ヒトツ鬼退治能力は持たない。お供は危険な任務だが、ドンモモタロウを助けるとポイントが貰えて、ポイントを使えば自分に良いことを起こしたり、ドンブラザーズを辞めることも可能とメリットもある。

・討伐隊の結成とどちらが先かは不明だが、ドン家は安定した波長を得るために人間に代わる獣人と呼ばれる存在を作る。獣人は人間を捉えて眠りにつかせ、そのコピーとして生活できる。しかもコピーした人間が寝ている間は事故などで死んだりしない(殺されたりもしない)ので、安定した人間の波長を得られるはずだった。しかし見た目はコピーできても中の人格はもとの人間と比べてほど遠く、ケダモノに近い上、脳人を襲うという失敗作でおった。(初期は完全な人工生命体かと思われたが、後に脳人から獣人になったという存在が現れる。)

・不可殺である獣人を殺せる剣、ニンジャークソード(ドンムラサメ)が作られる。ソノイ達がムラサメの存在を知ってはいたような描写があり、獣人に対して対抗手段を欲していた元老院側が作った気もしないではない。が、ソード状態でもヒーロー形態でもドンモモタロウに似ているため(そもそも名前にドンがつく)やはりドン家が作ったものであると思われる。(武器に人格を与えて自動的に敵と戦わせる能力を持たせようとしたのか、マザーと呼ばれる指南役がつけられている。が、未来では居なくなっていたりと何のためにマザーがいたのかは良く分からない。)

・ニンジャークソードは量産化されず、危険視された獣人たちは獣人の森に隔離されることとなる。ドン家は責任を感じて、ドン家の人間を森への入口に管理人として配置。

・その後、獣人製造の罪を問われてか、ドン家は壊滅させられる。生き残ったのはドンモモタロウになるべく人間界に避難させられた赤子の桃井タロウ、森の入口管理人として人間界に居た元ドン家の寺崎さん、その2人に何かあったときの代わりとして寺崎に預けられた赤子、桃谷ジロウの3人のみ。



・桃井タロウ、桃井仁に拾われる。タロウがいつからドンモモタロウに変身してヒトツ鬼征伐に向かうようになったのかは不明。先代ドンモモタロウ的な存在がいたとしても、ドン家壊滅と共に多分死んでいる。タロウが成長するまではおそらく変身できなかっただろう事を考えると、その間は元老院側のソノイ達にヒトツ鬼征伐は任されていたのかも知れない。原作の桃太郎は著者によるが「一椀粥を食べる毎にずぐんと大きくなった」との描写があるものもあり、タロウは人間と違って成長がものすごく早かった可能性は大きい。(子ども時代の描写も少なく、桃井仁が赤子のタロウを拾ったときからあまり年をとっているようにも見えないため)

・桃井仁、ドンモモタロウを拾って育てた罪(?)で脳人界と人間界をつなぐゲート的な場所に幽閉されて番人の仕事をさせられる。ただ面会時間も本人が適当に決めている感じもあり、服役を終えて出所的な描写もないので、逆に桃井タロウの足手まといにならないようセーフハウス的なものだったのかも知れない。

・第一話でオニシスター、鬼頭はるかが初変身。ソノイとドンモモタロウが接触したときも、初めて会ったような雰囲気だったのでヒトツ鬼討伐はそれぞれ行っていたがたまたまタイミングが被らなかったか、桃井タロウもドンモモタロウとして活動し始めてそんなに長くはないと思われる。

・ただ猿原真一、サルブラザーには先代がいた描写がある。桃井タロウ以前のドン家のヒーローに仕えていたのか、桃井タロウに仕えていたのかは不明。

・太郎と時を同じくして寺崎さんの元で育つ桃谷ジロウだったが、自分が何かあったときのための控えだと知り、性格がひねくれる。(裏ジロウ、ドントラボルトが最初は俺ひとりだった的な事を言うシーンがある)これではまずいと思った寺崎さんはジロウに幻覚を見せて優しい性格を作り出す。矯正されたジロウ、桃井タロウに会いに行く。

・話が進むにつれて、ドンブラザーズが暴走したときのために作られたドンキラーが現れる。更にそのドンキラーが暴走したときのための対抗手段、ドンキラーキラーが現れる。ドン家はどれだけ何かあったときの対抗手段を作るのか好きだったのだろうか…。

・雉野つよしの奥さん(雉野みほ)が、実は犬塚翼の彼女である夏美をコピーした獣人(ツルの獣人)である事が分かる。犬塚翼がイヌブラザーになったのが先か、夏美がコピーのために連れ去られたのが先かは不明。ツルの獣人は一般的なネコの獣人と違い、人語を理解して話すので、元はドン家だったペンギン獣人の寺崎さんと同じく、脳人から獣人になった者のひとりだと思われる。あくまで想像だが、ツルの獣人は獣人を作った科学者的な人物だったのではないだろうか。ネコの獣人に恨まれている描写があるのも割と裏付けに…ならないか。ネコ獣人は人格までコピーできなかったので、脳人から獣人になった者は人格までコピーできるのか自ら試していたのかも知れない。(ツルの獣人は物語を紡ぐ、みほは夏美の夢だ発言など)また、夏美の連れ去り時に1年間黙ってたら返してやる的な事を言っているが、特に1年待つ理由は明かされなかったので、人格コピー実験したいけどかわいそうだから1年くらいしたら返してやるよ、的な感じだったのかも知れない。(あはれ犬塚翼)

・寺崎さんの寿命が尽きる事が明かされ、コピーされて寝ている人間も年はとることが分かる。このことは寺崎さんが自ら年老いて死にそうだと感じるまで分かっていなかったのかも知れない。(分かっているならもっと若くてぴちぴちの人間をコピーすれば良い。)そう考えると獣人が作られて寺崎さんが管理人になってからは割と時間が経っているのか…?

・ジロウ、幻覚により己の人格が形成されたことに気付くがもうひとりの自分、裏ジロウとお話しして自己解決。

・桃井タロウか桃谷ジロウが管理人を引き継ぐかと思いきや、ゴールドンモモタロウのオーラお説教で獣人は大人しくなる。

・ジロウがヒーローとして立派に成長し、タロウのあとを引き継げる存在となったことで、タロウの記憶が消えていくことが判明。これはドンモモタロウの機能として最初から組み込まれていたシステムだと思われる。赤子の桃井タロウをドンブラザーズのリーダーとして活動させるのはしのびないので、せめてヒーローとしての役目を引き継ぐものが表れたときには記憶を消して己の人生を歩けるようにしておこう的な感じか。ここで役目を終えたヒーローは変身能力は失わないものの、色がモノクロになって記憶を失うことが分かり、ゼンカイザーブラックが同じような存在であったことが分かる。(マスターをトゥルーヒーローと呼んでいた桃井仁はこのことを最初から知っていた模様)

・戦隊だけに誰がラスボスなのか的な予想はあったものの、ドン家を壊滅させた元老院を壊滅させに行くことも無く、ネコの獣人は森で暮らし(ペンギンとツルは死去)、ソノイ達は脳人にはなかった人間らしい感情を得てドンブラザーズに加入し(さりげなくドンムラサメも)、これからもジロウを中心に頑張ろうねで終わるのが新鮮であった。(ソノナ、ソノヤはやっつけられたけど)自分は雉野推しだったので、開放された夏美さんがみほ(ツル獣人)として夢を見ていた間の記憶をどれくらい把握しているのかが気になります!!社会人として視聴者を代弁するツッコミをする常識人でありながら、みほちゃんのことに関しては相当な狂気を発揮した雉野、すき…。どうか幸せになってくれ…。

(よくわからないままおわり)



あ、ゼンカイジャーvsドンブラザーズ見なきゃ!

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