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小学生になるはむすこへ、そして小学校に戻る私へ

 小学校入学おめでとう。熱が上がると割と長引く事の多かった君ですが、健康で小学生になれることをとても嬉しく思います。熱けいれんで救急を受診したときは自分も肝を冷やしました。
 また、気の強い妹に泣かされることもしばしばですが、保育園でもよく褒められ、お友達とも仲良く出来る優しい性格に育ってくれて安心しています。

 両親共働きで、平日は習いごとをしたり遊びに行ったりすることをさせてあげられなかったのは申し訳なく思います。そのかわりに土日はなるべく公園へ遊びに行ったり、図書館、博物館や科学館にも割と連れて行ったつもりです。小学校で楽しみなことは「図書室で本をたくさん見たい!」でしたね。寝る前の絵本読み聞かせのお陰だと、毎度一緒に寝かし付け負けしていた父は思いたいです。

 卒園式での姿、とても立派でした。緊張からか少し困ったような、はにかんだ顔で頑張っていましたね。元教師として小学1年生とは関わりがあったので、これくらいだろうと予想をしていたのですが、それを上回るしっかりぶりでした。
 入学式はとてもウキウキで入場しましたが、式が長くて帰りは疲れちゃったかな。でも一度教室に戻ったあと、写真撮影のために戻ってきたときは友だちと仲良く入ってきたので安心しました。これから平日はお勉強が始まって、放課後も学童で大変なことはあると思いますが、君ならきっと大丈夫でしょう。



 君が生まれて間もない頃、お父さんは適応障害で仕事を続けられなくなりました。君は記憶が無いと思いますが、毎日お父さんが家に居たのは良かったような悪かったような、今でも判断がつきません。少なくとも、初めての育児かつ産後で大変だったお母さんには、これからどうなるんだろうと大変な心労をかけたことは確実だと思っています。

 そんなお父さんですが、この4月からまた小学校で働くことにしました。不安はない、とは言えません。教師としてのスキルや経験は、このコロナ禍とIT教育の凄まじい変化に対応出来ているとは言いがたいです。ただ君が生まれたときよりはお父さんも親として、人間として成長したつもりです。

 初めて教師になったときは、子どもの頃からの夢と希望を持って教師になりました。
 2度目に教師になったときは、一度の失敗で諦めてなるものかと、リベンジのつもりで教師になりました。
 3度目の今回は、単純に自分の資格を生かせる仕事として、家族の生活費を稼ぐ事を主目的として教師になります。

 二度あることは三度あるになるのか、3度目の正直になるのかは分かりません。ただ約五年前の記事には「教職に舞い戻ることはないだろう」と記しているので、気持ちは大分前向きになれているとは思います。年齢的にも背水の陣だと思っています。いつまでもカッコイイ父親として、仕事に誇りをもつ先生としての姿は君に見せ続けられるようにするつもりです。

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