「逃げろ」一択、「政治的妥結」一択の橋下徹さんのストローマン論法(藁人形論法)

橋下徹さんは、「戦え一択はダメだ」とウクライナのゼレンスキー大統領やその他多くの識者、一般人を否定するが、誰もそんなことは言っていないぞ。

その人が言っていないことを、あたかも言ったかのようにして叩くことをストローマン論法(藁人形論法)と呼ぶそうだ。

これも、ストローマン論法の範疇かもしれないが、私から言わせてもらえば、橋下徹さん、あんたはさしずめ「逃げろ」一択、「政治的妥結」一択の人だろ。

「SNSを持ってない」という、あなたは、橋下徹氏の問題点を口コミで広めてください。家族や友人、恋人、お知り合い、親戚等々に、今、日本は危機的状況にあることを伝えていきましょう。何卒ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

ストローマンの具体的な解説は、以下を参照。

>ストローマン論法のどこが問題なのか。これについては「デイリー新潮」で以前、有馬哲夫早稲田大学教授が長い論考を発表している。その一部を引用してみよう。
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 ストローマン論法とは簡単に言うと「相手の意見を歪曲して、その歪曲した意見に基づいて論破する」ことです。ストローマンとは藁人形、かかしのことです。倒しやすい相手の比喩のようです。

>イスラム思想研究者の飯山陽氏は、ツイッター上で次のように批判をしている。下の「妥結の人」とは橋下氏のことだ。

「『妥結の人』は現在もっぱら『戦う一択の人』と戦っているようだが、『戦う一択の人』などどこにも存在しない。彼はどこにも存在しない敵をでっちあげ、自らでっちあげたその藁人形をひたすら殴り続けているのだ。これは典型的な詭弁であり、詭弁はなんら有益なものはもたらさない。滑稽な一人芝居だ。」(3月17日)

橋下徹氏は、性懲りもなく、このストローマン論法をやらかしまくっている。

>戦争終結のための政治的妥結を完全否定する国際法学者。

えっ? 篠田英朗先生が、いつ政治的妥結を完全否定した?

>一般市民も抵抗せよという戦う一択のぜレンスキー大統領の演説

国民総動員令により、18歳~60歳の男性市民の出国は禁止されたが、ゼレンスキー大統領は、一般国民全員が逃げることまでは否定していないだろう。

そもそも、ゼレンスキー氏のスピーチがの内容が気に入らなければ、彼に対する支持率が90%も超えるわけがない。

自分たちの祖国であるウクライナを守るために、多くのウクライナ人が必死になって戦っている。

国のトップが何を発言するかで、軍の士気も変わってくる。

仮にゼレンスキー大統領が、国民に「逃げろ」と呼びかけたらウクライナはあっという間にロシアに侵略されていたかもしれない。

そうなれば、もっと多くの国民がロシア兵によって虐殺や拷問、性的暴行を受けることになっていたかもしれない。

そもそもゼレンスキー大統領は、クリミア併合以来、ウクライナ国民のロシアに対する反発が高まっているのを知っていただろうし、ロシアが武力侵攻をしてこようものなら、国民のほとんど全ての人がロシアと戦うために立ち上がると理解していたのではないか。

戦う意思を示さなければ犠牲者はさらに多くなる。

逃げようとする国民を守るのも自国の兵士である。

橋下徹氏は、現実を捉える洞察力が欠けているのだろうか。

これ以上、的外れな言説を垂れ流しても、ウクライナや日本にとっても害悪でしかないと思うのだが。

橋下氏は、「徹底抗戦=誤り」というように、印象操作したいように見える。

「逃げろ」一択、「政治的妥結」一択は、完全なる誤りである。

戦闘に加わらない一般国民が逃げられるものなら、無論、逃がすようにしたほうがよいが、戦争が起こってから、そうやすやすと逃げられるわけでもない。

「政治的妥結」なるものも、その時の戦闘状況の優劣が多分に影響を与えるので、敵が攻めてきてからすぐに政治的妥結をするとなれば、自分たちが折れる以外にないだろう。

敵は武力をもってしてでも自分の国を征服しようとしているのだから、「話し合いで解決」という方向に持っていくのが相当な無理筋。

橋下氏は「ウクライナは、ロシアに屈して降伏すればいい」と、初めから言っているようにしか聞こえない。

ロシアに降伏すれば楽になれるわけでもない。「政治的妥結」という言葉で誤魔化しているが、橋下徹氏の言うことに従えば、ウクライナを待ち受けているのは地獄である。

残念ながら、悪魔に話し合いは通じない。悪魔を追い払うには、その悪魔を超えるパワーでねじ伏せ、押し返すほかないのだ。

日本は、80年近く戦争をしていないことも影響としてあると思うが、誤った戦後教育の数々が彼のような平和ボケした言論人を生む要因となってしまったのかもしれない。

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