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五七五のつぶやき(61)

梅雪片 はたたと散らす 白点描
(うめせっぺん はたたとちらす しろてんびょう)

庭の梅の花が散っていました。まるで白い絵の具を筆に含ませ、ぱっとあたりに散らしたかのような白いポツポツが木の周りに浮き立っていました。

簡単な詩を綴ります。

梅雪ばいせつ
風で降らされ
大地落つ
溶けることない
その白は
筆をはじいて
散らさるる
水滴すいてきはたた・・・
白涙しらなみだ
点描てんびょうてんてん
大地刻だいちこく
まんまる白が
闇を

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