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五七五のつぶやき(92)

ナズナ群 音憶が鼓膜 弾き沁む
(なずなぐん ねおくがこまく はじきしむ)

こんにちは、hana.hafuriです。

散歩をしていた時に通った畦道に、ナズナが群生していました。

昔、ナズナの葉っぱを少しちぎり、鈴のようにして、耳元で振っていた時の音が、記憶の中で蘇ってくるように感じました。

簡単な詩を綴ります。

あぜ道に
不意にいでたる
ナズナ群
白のはかな
花散はなちらし
不意に去来きょらい
今昔いまむかし
ナズナ玩具がんぐ
振り太鼓たいこ
耳元揺らし
音遊おとあそ
幼きひとコマ
の記憶
心が鼓膜
弾いては
追憶残響ついおくざんきょう
うち

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