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五七五のつぶやき(65)

明けの月 鳥を吸い込み 山の上
(あけのつき とりをすいこみ やまのうえ)

こんにちは、hana.hafuriです。

朝庭に出て体操をしている時に、山の上にぽっかり浮かんだ月を見ました。薄っすらと明け始めている空を飛ぶ鳥が目に止まり、その鳥を目で追いかけていたら、月の中にすっと消えてゆくのを見ました。

簡単な詩を綴ります。

朝時あさどき
まあるく浮かんだ
お月さま
うっすら明ける
空照らし
そこに一羽
鳥が飛ぶ
山の影を
右左みぎひだり
じわじわ月に
近づいて
鳥の影が
空行き来
そして月に
重なった
姿を以降
追えはせず
それはあたかも
月の中
一羽の鳥が
溶け混んで
影の一つと
なったよう
光恋ひかりこいしや
夜光鳥やこうどり

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