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テキサス州オースティン旅行。超フレンドリーな人々に助けられ記。

オースティン空港へ到着。
到着したはいいが、ホテルまでの移動手段がよくわかっていなかった。

Googelマップで経路を調べるとバス20番とある。

バーグストロム国際空港からMotel6までの経路


Metroと書いてあったので地下鉄が走っているのかと思いきや、実際には市バスだった。空港の出口に停まっていたバスの運転手に声を掛けた。

「乗っていいですか?Motel6まで行きたいんです。」

そう言いながらスマホ画面を見せる。

「OK。アプリ入れてる?」

運賃決裁が出来るCapitalMetroというアプリがあるらしい。どうにかインストールしてみようとするも、日本で借りたGlobalWifiの接続状況が悪いのかインストールが進まない。

「Wifiの接続が良くないみたい。」そう言うと、「キャッシュならある?」と聞いてくれた。出国前に換金したばかりの現金入りの封筒を出し、1ドル札を2枚出した。

「いや、1.75ドルなんだ。でも、まぁいいや。それしか持ってないんだし。君は1ドルでいいよ。」

そう言って1ドル札を機械に吸い込ませてくれた。なんてフレンドリーで寛大な人なんだろうと思っていたら、バス停を無視してMotel6の目の前にバスを停めてくれた。

「ここだよ!行っておいで!」

家族のように歓迎を受けた気分でThanks so much!そう言ってバスを降りた。

Motel6 Austin ここに4泊。

ホテルに入るとこれまたフレンドリーな女性とクリスタッカーみたいなノリの男性が受付にいた。クリスは「彼女言葉がわかんないのよぉ~~~!!」とはしゃぎまくる。

それでも、自動販売機の支払い方法を教えて!と聞くと興味津々にやって来てくれた。キャリーバッグに付けてあるイーブイのネームタグに反応したクリスは「イーーーーブイッ!!」とたまらなく好きアピールをした。同じノリでやってみせた私をやっと好意的に受け止めてくれたようだった。

あれ?あれ?と何度もカードを通して、最後にイーーー!となったのか、渾身の力でカードをスライドさせたクリス。ピッと音がなって決裁が通った。2人で目を合わせてニヤっと笑う。最後にここを押してキャンセルしなきゃ他の人が続けて買っちゃうから必ずここを押してね!!と念押ししてくれた。

なんだかわからないが、とてつもなくおもしろい。

ただ日本の外に出ただけなのに、ちょっとしたことがわからない。ドアの形状が違うとか少し表示方法が異なるだけで、1つずつ躓いてしまう。

空港のエレベーターのボタン。乗って固まった。★の箇所にいて、Taminalへ行くという意味。


だから1つずつその辺にいる人に聞くしかなくて、気が付けばホテルにつくまでにかなりの人数に質問を繰り返していた。質問をするとみんな丁寧に教えてくれる。日本に来た観光客に果たして日本人はこんなに丁寧に教えているのだろうか。そう思ってしまうくらい、テキサスの人は大らかだしフレンドリーだ。そのお陰でホテルまで到着することができた。教えてくれる人がいなければ本当に途方に暮れていたと思う。

オースティンの人々に感謝しながら無事到着。

教えてもらったアプリ、CapitalMetroをインストールしてチケットも買えるようになった。空港近くのホテルにしていたので、観光をするには市バスが必須。1日フリーパスが$2.50。QRコードを表示させた時点から24時間有効。バスに乗った時にQRコードをかざして決済をする。これがあると移動がかなり楽になる。

CapMetroアプリのチケット購入画面
市バスのバス停。バス停は日本とそんなに違わないのでわかりやすい。


市バスは各駅停車なのだと思っていたら大間違いだった。降りたい駅を完全に素通りされた。。しかも2回。なんでだろう。。。そう悩みながらも果敢に3回目乗車。すると、ドライバー席の上に「Stop Requested」という文字が光った。あ。と思い、周りを見渡す。でも、日本の市バスのようなボタンが見当たらない。不思議に思いながらも乗っている人達を観察する。すると一人、手を上げたかと思うとロープのようなものを握ったのが見えた。次の瞬間、先程と同じく「Stop Requested」という文字が流れた。

コレか!!
そう思った私は引っ張るのか握るのか確かめるため、そっと握ってみた。
「Stop Requested」無事点滅。

写真にある窓側のワイヤーのようなものが見えるだろうか。まるで自転車の盗難防止ワイヤーのようなもの。色も黄色やこういった地味な色がある。正直、どうやったらわかるねん・・・と思ってしまう代物だ。

窓に張られたワイヤーのようなものを握ると降車希望を知らせてくれる。


アメリカでの旅はこういう違いに躓きながら、どうやるの?を繰り返す旅でもあった。例えば韓国やニューカレドニアではあまりこういったことを経験していない。でも、今回の旅は「違い」を書くことが旅行記になるくらい、たくさんの違いに出会った。異文化体験そのものなのかもしれない。



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