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JAXA Slim の月面着陸成功 - クレーター「栞」

ついに、JAXAの探査機「JAXA Slim」が月面に着陸しました。その着陸地は、「Shiori(しおり)」と名付けられたクレーターで、Mare Nectaris(神酒の海)の西に位置する場所とのことです。

このニュースを聞いた時、私の心は月の遠い世界に飛んでいきました。想像してみてください。静寂に包まれた月面、そこにぽっかりと開いたクレーター。宇宙という果てしない舞台の上で、人類の成果がまた一つ花開いたのです。

小学生の時、夜中に2階の窓を開けカメラを三脚に固定して、皆既月食の様子を時間ごとにカメラに収めるという経験をしたのを思い出します。遠くに感じる月に、実際に人が住むようになるかもしれないということに現実味が出て来たのですね。

栞という名前は、この着陸が宇宙研究の歴史の一ページにしっかりと挟まれた出来事としたいという思いから名付けられたとのこと。その東にある神酒の海は、ギリシア神話の神々の飲み物とされるネクタールにちなんだ名前だとか。おもしろいですね。そしてネクタールと聞いて思い浮かんだのが不二家のネクター。子供の頃に何度か飲んだことがあるくらいですが、調べてみるとやはり名前の由来はネクタールとのことでした。

ネクターのような甘い飲み物は私はあまり飲まないので、神酒の海にあやかってお酒をいただきながら、静かに窓の外を見つめ、JAXA Slim の成功を祝い、遥か月面の冒険に思いを馳せました。

私たちは、地球という小さな星に生まれ、その星の片隅で生活しています。しかし、私たちの夢や好奇心は、地球の外にまで届くのです。月への探査は、私たち人類の持つ可能性の象徴。それは、さらに太陽系の他の衛星や惑星、さらには系外惑星探査にもつながっていくのでしょう。無限の可能性を感じ、少しでも長く人類の進歩を見てみたいなぁと思います。

JAXA Slim の成功は、私たちにとって大きな一歩です。そして私は、この小さな部屋で、月に思いを馳せる一人のじいじに過ぎません。しかし、私たちはが見上げる月に、地球からの探査機が届けられたのです。「そあかぁ、あそこに探査機が降り立ったのかぁ・・・。」と、遠く離れた月面に思いを馳せながら、国境などのない世界をimagine しています。

しかし、月が居住可能となれば、そこでまた陣地合戦が始まってしまうのかもしれません。科学技術の進歩は、いつもワクワクしますが、社会システムももっと広く進化し深化させなければなりませんね。機能の中心が必要ない、分散型社会になっていけば、必然的に国という概念は必要なくなっていくのかもしれませんが、なかなか難しいでしょうね。

Imagine there’s no countries 🎵

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