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感受性人間

この感覚をどうやって文字に起こしていいのか
そんな事を考えながら今
言葉を紡いでる次第なんですが

今私がいる世界が
沢山ある世界線の丁度ギリギリ
踏み込めない様になっている部分に
少しの切れ目を発見して覗いている

そんな感覚なのです。

例えばあの時好きな男子に告白した私と
その思いをずっと秘めてて
30歳を過ぎて淡い恋だったな、と
可愛い10代の自分を思い出す私が
同じ私なのに違う世界を生きている様な。

そりゃもちろん
当時告白していたとしても
していなかったとしても
現在の私は私なんでしょうけどね。
でもそこには何本も絡まった糸があって
世界線が無数に細胞みたい存在してて。

無いはずの今と
あったはずの過去が
ずっと平行線で見えている感じ。

そんな感じなのです。

もしあの時…
とか
あの時のあの言葉を…
とか
それは後悔とか
そんな収まりのいいものではなくて

沢山沢山ある細胞意識の中で
とんでもない膨大な意識の中で
ふとそんな世界を
音や風や香りや夢で
チェーンのかかったドアから覗く様な

あんまりよしとされていないのはわかってるのに
覗かずにはいられない。

下心も、やましい気持ちもこれっぽっちも無いのに
秘密の花園に唐突に出くわしてしまった様な
そんな感覚が今私を取り巻いていて大変なのです。

複雑な音と音が奏でるハーモニーに
心地よさを感じるような
そんな他愛もない感覚なのに
なぜかそれがないと
途轍もなく寂しくなってしまう様な。

私の感覚が作り出す世界が
どうあってももう
どうにもならないような
そんな感じなんです。

そしてその感覚を
私はズルく楽しんでしまっている。

これはきっと高校生の頃から
このズルい感じは変わってない。

しかも誰にも害を与えてない(つもり)

だから誰にとってもズルくないのに
私の中の私がズルいと思ってる
そんなどでもいいズルさみたいなものを
心底楽しんでいる私が
どうしようもなく楽しいのです。


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