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現状維持が出来ない世の中

11月に入ってからというもの
私の霊視鑑定師という仕事にも転機がやってきている。

何がどうというのをお話するのはかなり難しいのだが
一言で言ってしまえば
「現状維持が出来なくなった」
である。

これは良くも悪くも文字通りの意味で
このまま平行線でいるわけにはいかなくなった
ということ。
なので、この11月を含め12月いっぱいは
一旦霊視鑑定をお休みするという決断に至った。

そしてそれはこの昨今を生き抜いていらっしゃる皆さんにとっても
チンプンカンプンな話ではないはず…
と、勝手に想ったりしている。

何かが起こっている!
とか
何か起こるんじゃないか?!
という陰謀論めいた話ではなく
今私たちは
「今を生きている人間としての在り方」
を問われている様に感じているのだ。

人間の一生は短くて長い旅の様なもので
上り坂もあれば下り坂もある
一分一秒とどまっていられないという
摩訶不思議な「時間」というものに
盛大に支配されているわけだが
その与えられた制限の中で
何が大切なのか?
自分とはなんなのか?
という事を考えなくてはならない。

人間というものは
誠に面倒くさいものなのである。

しかしながら
「今どんどん上り坂だ!!」
と運気や収入や仕事、人間関係が
飛躍している人にとっては
なんだか全然大丈夫な様に感じるもの
制限の中で人生が盛り上がっているからで
その山を越えると、ちょっと下ったり
気が付いたら酸素が薄くなったりすることもある。

上りと下りを存分に経験するための人生だとするなら
一秒たりとも現状維持が出来ないという事に
目を向けざるを得ない。

そしてもっと厄介なことに
我々人間は結構な確率で
変化が苦手な一面を持っている。

どうにもこうにも抗えない変化は
時間と共にやってくる。
例えば目の横の小じわが増えたり
ほうれい線が濃くなる様に。

私は仕事柄こんな変化が顕著になっている間は
自分の中で「修行の時」と銘打っている。
文字通りの意味で
禅を行ったり、海に入ったり、教典や形而上学を学んだりと
やることは存分にあるのだけれど
まず一番にやらないといけないことは
現状維持が出来ないと認めてしまうことにある。

これは私に限ったことではない。

時期や場所は違えどみなが一様に感じ
大小は違えど一様に体験することとして受け入れていくしかない。

だから人間の人生は楽しい。

そして、その現状維持が出来ない流れは
どんどん加速しているし
それを楽しもうとする人たちも大勢いることを私は知っている。

楽しくのらりくらりするのもよし
やってやるか!と突っ込むのもよし。

現状維持が出来ない世の中を
存分に楽しむことが出来れば
人生はもっと楽しくなっていくはず。

現状維持が出来ない世の中の皆さんも
そうであったなら嬉しい限りです。

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