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早稲田から箱根へ、そして世界へ〜パリ遠征③

2024年4月5日(金)
昨夜の時点では朝は雨予報だったが、時差ボケのせいか、夜中に目が覚めてスマホで確認すると、雨予報は午前中に変わっていた。
選手たちは朝練習に合わせる形で8時からフォトセッションとなっていたので、石毛君(ヤクルトコーチ)と朝練習がてら見学に行くことにした。
セーヌ川沿いの公園内を、選手たちは国籍を問わず和気藹々と走って、それを何人かの撮影者が思い思いのアングルから撮影していた。

フォトセッションの様子

レースは10kmが20時20分スタート、5kmが21時15分スタート。
パリの日の入りは20時30分頃なので10kmはまだ明るい中でのレースとなった。
コースはオペラ通り往復2.5kmを周回する形で、スタートとは反対側の折り返しの方はかなり急の楕円形で道幅も狭い。レース時には止んだものの、それまでの雨で路面は濡れていて走りにくそうだ。
10kmに出場した石塚は、1周目は日本記録ベースのグループにいたが、2周目の中盤から思うように身体が動かなくなったようだ。

スタート前に集中する山口

山口が出場する5kmのスタート時は、日も暮れてナイトレースらしくなった。レース後に聞いた話だと、スタート付近は照明で照らされていてそれなりに明るいものの、長い直線は照明も通常の街灯しかなくて暗く、段差で危うく捻挫するところだったそうだ。そうした中で太田選手と大差なく走り切れたことで、本人も手応えを掴んだようだ。
条件が良くなかったので男女とも全体的に記録を体調に終わったが、こういう時こそ、ベストに近い走りをすることで相対的な順位も上げることができる。暑さ、寒さ、雨などをチャンスに変える力を身につける必要があると強く感じた遠征だった。