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連載中の小説の各話をラノベっぽいタイトルにしてみた件

1.今書いてる小説の各話を、ラノベっぽく説明してみる件

プロローグ
爺ちゃんの家の前でセミファイナル見てたら、急に赤と黒だけの異界に飛ばされました

第1話    消える月
死んだ父親の家に弟といたら、怪奇現象に会うし娘は理解不能だし辛いです

第2話    櫛森第三中学校にて
私の周りで起きる怪奇現象のせいで意識不明だったクラスメイトが目を覚ましたそうです

第3話    放課後の焼却炉(前・後)
また来ちゃった異界で出会った女の子過去のトラウマを話すと焼き殺されかけました。

・・以下、更新の度に書き足していきます。
20話くらいで完結させる予定です。

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2.登場人物

久坂家
久坂    しずき

中学一年生の少女
周囲で怪異が頻発するようになってから、友人と距離をとられるようになった。
母親とも折り合いが悪く、孤独な日常を送る。

久坂     報心(ほうしん)
小説家。
五年前に病死した。
しずきの祖父であり、志穂子と卓郎の父。

久坂    志穂子
しずきの母。シングルマザー。
会計士として多忙な日々を送る。
父と不仲だった。娘との関係に悩む。

久坂    卓郎
志穂子の弟。フリーター。

櫛森第三中学校
菊池    絵莉那
しずきのクラスメート
曲がったことが嫌いな勝ち気な少女
はっきりした物言いは、「空気を読まない」ととられることも多い。

松実    渉平
しずきのクラスメート
小学校卒業直前に、しずきの周りの怪異に巻き込まれ事故に遭い、長く意識不明となっていた

福本    旺助(おうすけ)
しずきのクラス担任の数学教師
「忘れていたが」が口癖の無気力な態度が特徴だが、授業は非常に分かりやすい

淡島    紘子
現代文教師

異界
少女
異界で出会った影だけの少女
しずきと良く似た背格好だが、髪が長い。
親切で好意的だが、不穏な行動もとる。

・・更新の度に書き足していきます。

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3.いいわけ

    あけましておめでとうございます。
    今年も頑張って書いていこうと思いますので、よろしくお願いします。

    この記事の主旨ですが、私が常々読み手として感じている、noteの記事のなかでも、連載小説ってなかなか読むハードルが高い問題を少しでも緩和する、というところにあります。

    ラノベのタイトルのいいところは、タイトルだけである程度話の流れが分かり、取っつきやすくなることだと思ってるのですが、それを真似てみようと。

    次項では、途中から読む方用に、各話のあらすじを書いています。

    もし、「私はネタバレなしで話を楽しみたいんだ!」て方いらっしゃったら(そんなありがたい人いるのかしら)、次項に目を通すのは本編を読んでからでお願いします。

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4.途中から読む方用これまでのあらすじ

プロローグ    あの、夕暮れ
    五年前。主人公、久坂しずきは小学生だった。病院に運ばれた祖父の着替えをとりに戻る母に連れられ、祖父の家の前にいたところ、一匹のセミが地面を跳ね回っているのを見つける。セミが最期の一跳ねをした瞬間、周囲は夕日の赤と影の黒だけの世界に変貌する。目の前には自分に成り代わった自分の影。そして祖父の家のなかからは、病院にいるはずの祖父の影が手招いていた。

第1話    消える月
本編開始。久坂志穂子は、死んだ父・報心の財産処分を相談するため、弟・卓郎と共に父の家にいた。空き家となったこの家を取り壊すことで合意する二人。志穂子の娘・しずきに話題が移ると、突然部屋の明かりが消える。卓郎は様子を見に行き、一人部屋に残される志穂子。暗闇のなか、突然卓郎の声が聞こえるが、様子がおかしい。しずきが、死んだ報心の家によく出入りしていることを教えるその声は、志穂子がしずきにとって良い母でないこと、志穂子と不仲であった報心としずきがそっくりであることを指摘する。再び明かりがついた部屋にいたのは、志穂子一人だった。動揺し報心の家を後にする志穂子だが、あの声が教えた通り、しずきが報心の家の前にいる姿を目撃する。

第2話    櫛森第三中学校にて
櫛森第三中学校一年二組。担任の福本は、長らく意識不明だったクラスメイト、松実渉平が目を覚ましたことを告げ、教室はざわめく。松実渉平が意識不明になったきっかけは、同じく二組の生徒である久坂しずきの周囲で頻発する、怪異が原因で起こった交通事故だった。渉平の回復を喜ぶ生徒達だったが、同時に自分に嫌な注目が集まっていることを感じたしずきは、教室を出て、屋上に続く階段に身を隠す。しずきは、怪異のためクラスで孤立しているということ以外に、不仲な母に授業参観のことを言えずにいるという、別の問題も抱えていた。身を隠す階段のすぐ下の廊下で、自分と渉平の事故のことを噂する、菊池絵莉那たち女子生徒の会話を聞いていたが、思いがけず彼女達が自分が隠れている階段を登ってくることに焦り、屋上の扉に手をかける。普段施錠されているはずの扉は開き、しずきは屋上に滑り出た。

第三話    放課後の焼却炉()
逃れた先は、異様に赤い夕焼けの広がる無音の世界だった。そこでしずきは、影だけの少女と出会う。授業参観のプリントを燃やしてしまうことを少女に提案されたしずきは、どこか懐かしく親しみやすい彼女の雰囲気に流されるように承諾し、二人は校庭横の焼却炉に向かう。奇怪な影が跋扈する廊下を移動する道すがら、恐怖を紛らわせるようしずきが話し始めたのは、過去の出来事についてだった。(前はここまで)

ループする川に閉じ込められる怪異に遭遇し友人を巻き込んだこと、友人の母親が真っ先に駆けつける一方、自分の母は仕事中で異変に気付かず、夜遅くにやっと現れたこと、非難される母を庇うために放ったとっさの一言が、母を傷つけたように思えたことを、語るなかしずきは思い出していく。到着した焼却炉でしずきがプリントを燃やしていると、少女は姿を消していた。と、突然大きくなった炎に、しずきは飲まれる。命の危険を感じたしずきだが、見知らぬ声に助けられ、真夜中の民家に突然移動する形で逃れる。どこか見覚えのあるその家から出ていこうとしたとき、後ろから声をかけたのは、他ならぬ母だった。激しい驚きを浮かべた母の強い詰問に思わず逃げ出したしずきが家の門をくぐると、そこは、元いた学校の屋上。あたりは夜になっていた。


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