30代友達の少ない私が人から学び始めたこと

今まで正義感が強くルールに沿ったタイプの人間だった私。
人の行動についてイライラしたり 幻滅してしまったりすることが多く
友達はすごく少ない。
そんな自分、けっこうやばくない?って気付いてしまったのが30歳に突入してからであった。
SNSではうまくやれてる風を装っているが人と関係性を長く保ち、続けていくことが出来ない私
少なからず人のことを自分よりも下だと感じている節はあったと思うし
人にもそれが伝わっていたと思う。

そんな私が、ある時いつものように深夜のモスバーガーで当時付き合っていた人の愚痴を話していたらうんと年上の友人から言われた言葉がある

「世の中ねぇ、正義がすべてではないんだよね。人それぞれの正義があるわけで、それを一つ一つ自分の正義と照らし合わせて戦っていたら疲れちゃう」
「正義は大事かもしれないけれど、それだけではない。時にはうまーくかわして柔らかくいたほうが人生は楽しめるよ」

その時元カレの非常識な行動が多くみていて辛くなることが多かったのだがその言葉を言われたときに
みんなそうやって生きてるの?戦ってるんじゃないの、と驚いた。そして
私は私の中だけで大事なものを守ろうと思った。人にそれを求めない。
人は変えられないのだ。

列に並べない、ゴミをポイ捨てする、信号を守らない、時間を守らない、満員電車で足を組む。

それらの行動にイライラしていては自分がすり減ると感じ、自分はやらないでおこうそれでいいや。って思うようになった。

自分の常識をあげるとき、大体の人は自分のことを棚にあげる。
思い返すとわたしはもっと人としてルールから反れたようなことをしてきた人間だった。
でもそんな事は自分の中で筋が通ってるという理由で一旦置いといちゃう。
人に「非常識」といえるほど自分は完璧なのかどうかを考えるようになった。
私は人から助言をされるのがあまり得意ではなかったが、この友人の言葉には感謝している。
それから少しずつ、人の話をおもしろい学びだと感じるようになってより自分の生き方に深みが出てきたような気がする。

気が付くのが少し遅すぎたのではないかとは思うけれど、ここから他人からの学びを大事にしていきたいと思う。
もしかしたらそのうち友達もできるかもしれない。




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