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青い石といえばサファイアを連想するぐらい、ブルーのサファイアは知名度が高いのではないでしょうか。それもそのはず、ラテン語の“sapphirus”(青色の意)に由来します。

赤いスピネルが長い間ルビーだと思われてきたように、サファイアだと思われてきた青い石があるのかもしれません。

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これは最初にルース(裸石)で買ったサファイアです。
香港のオーストラリア産オパールのお店で見つけました(その頃はまだオーストラリアへ行ったことがなかったもので)。

オーストラリア産のサファイアは、テキストに『非常に暗く、黒みがかっている。強いグリーンの二色性が見られることが多い』とあります。
暗く、黒みがかっているのはご覧の通りですが、改めて二色鏡で見てみますと、グリーンは見えますがそれほど強くはありませんでした。

ちなみに、二色鏡でどうやって見えるかというと、これは自分のブログからのキャプチャなのですが……

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上が接眼部分、真ん中が石に当てる側(窓にはカルサイトという石が入っています)、下がタンザナイトを見たところ。この写真よく撮れたな~と、今でも自画自賛です。タンザナイトは石の方向を変えて見るともう1色見えるはずです。

話をサファイアに戻して。
ルースで買ったサファイアでしたが、G.G. (Graduate Gemologist) を取得した記念に加工したいなと、GIA(米国宝石学会:G.G.はここのディプロマです)の先生に相談して、御徒町のあるお店に行きました。自分は今G.G.の勉強中で業界人ではないけれど、GIAの先生に聞いてきたと言いますと、GIAの紹介ということで受けて頂けました。

サイズに合うペンダント枠を探して貰ったところ、あのデザインになりました。後にわかったのは、デビアスのダイアモンド枠にに以前あんな感じのデザインがあったということです……。( #業界あるある ですな)

ルースでもう1石、珍しく丸があったのですが、これについては第3弾で触れることにします(サファイアは第3弾まであるらしい……)。

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