紅茶派です。茶園による違い、同じ茶園でもシーズンや年の違いを愉しむのが好きです。香りの華やかなニルギリには柑橘類が合うので、たまにレモンやオレンジを浮かべていました。

ですが、そうした紅茶は主に（違いのわかる）来客用ですので、消費量の多いワタクシには消費量が多すぎて贅沢品です。普段はブレンドのブロークンをストレートで飲んでいます。セイロン90%、ダージリン10%のようです。

実家は濃いお茶が好きなので、私もそうなったのでしょう。ロンドン郊外にホームステイしていた頃は毎食の紅茶が美味しくて、ホストマザーに「普段行くスーパーに連れて行って」とお願いして、いつもの紅茶はどれ？と聞きました。

「日本人にはちょっとstrongじゃないの？」と言われましたが、ウチはso strongが好きだからと、教えてもらったTetleyという丸いティーバッグを買って帰ると、案の定「濃くていいわ」と家族に大好評でしたっけ。

その後、オーストラリアでTetleyを見つけ、ミニキッチンがついた宿に滞在していたので早速淹れたのですが、ティーバッグは丸くない昔のタイプで、しかもあの味ではない……箱を見ると、Tetley Australiaでした。残念。

紅茶が好きと言うと、アールグレイや香水をぶちまけたようなモノを頂くことがあるのですが、それらは着香茶。茶葉の中でジャスミンの花を開かせて香りをつけたジャスミンティーなら好きですが、人工香料でニオイをつけたお茶は勘弁だな……と思います。

近所の八百屋に国産レモンがある時には買って、主に料理に使っていたのですが、ブレンドのブロークンに輪切りを入れてみたところ、濃くて渋めも好きですが、これはこれで爽やかでいいなぁ、と、以来レモンを入れています。酸のためか、茶渋もつきにくいですね。

料理に使わない分は輪切りにして、多い時は冷凍します。凍ったままのレモンをカップに入れて、上から紅茶を注いでも、大して冷めません。

先日はどちらのストックもなくなったのですが、久しぶりに自然派食品のお店に行きました。ここだと無農薬ですので、皮まで食べられます。

皮ごと輪切りにして、果肉のない端の部分は刻んで炒め物に入れました。
国産レモンは香りが良く、酸味もマイルドで好きです。いや、酸味女王なので酸味はもっと強くても大丈夫ですが……でもバランスってありますよね。

#習慣にしていること