東京国立博物館・平成館の『やまと絵』を観に行ったので、本来なら本館や東洋館も観たいところですが、疲れているので本館のインフォメーション前で館内図を見ながら唸っていたところ、案内のお姉さんが声をかけてくれました。

「こちらは初めてですか？」
「いえ、平成館を観てきたのですが、あそこは広くて疲れてしまうので、観るにしてもあと1か所かな、と。だとするとどこがいいのだろうと思っていて。入口に、庭園がナントカとも書いてありましたし」

「庭園は今ちょうど、普段は入れない応挙館でお抹茶やお菓子を召し上がれますよ」
小声で、ちょっと高いんですけれども、と付け足すのが可愛い。
「ほほぉ、じゃあ庭園にしようかしら」
「もし本館をご覧になるのでしたら、2Fをお勧めしています。このように（タッチパネルで表示してくれ）年代順のハイライトになっています」
「では、庭園を見てもまだ体力があったら本館2Fにします！」

あれが応挙館かなと思ったのは、”ご馳走様でした”と人が出てきたから。
ちょっと高いというのはどれ位かしらとは思ったものの、建物近くまで確かめに行くのもなんなので、この手前で曲がって池の方へ。

ここどこだっけ、と思うほど静か……といいますか、カラスとヒヨドリの鳴き声しかしませんでした。他の小鳥がさえずっていても、多分聞こえないぐらい……。

そして、やはり本館2Fへは立ち寄らず、東洋館（好き）を横目に正門へ。トーハクも奥まで行くと、ほぼ鶯谷ですものね。
肝心のやまと絵の話は、また今度。

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上野の森美術館の横を通ると、モネ展は当日券を求める人と、ショップに入る人とで行列が2か所に。特にショップの列は入口前でぐるぐる並ぶのでは足りず、少し離れた場所でも並んで、そこから少しずつ移動させていました。

以前は中からショップに入れたと思いますが、それはそれで詰まってしまって展示の方に影響が出るのでしょうか。展覧会の度に行列ができるのも……ね。

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