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なぜnoteを書くのか。不妊、養子、家族のこと

初めまして。初めてでない方、ありがとうございます。1年半前に書いた「はじめに」をリニューアルです。


noteをはじめたきっかけ

2022年の初め頃に、20年来の友人からの依頼でフランスでの不妊治療や家族観についてインタビューを受けました (Quartz Japan Portrait of ME:世界の“わたし”の肖像 #1 )。不妊治療を経験した人、ゲイの人、シングルの人など様々な方から反応があり、「伝統的な家族像」から少しはみ出た人が、日本ではまだまだストレスに感じる社会なんだなと改めて感じました。

自分の経験を共有することが、誰かのインスピレーションになるかもしれない、もっと多様な家族のかたちが当たり前になる社会につながるかもしれない、なればいいなと感じてnoteを始めることにしました。

と、これが2022年時点でのきっかけで、その時点では「不妊治療したけれど、こどもには恵まれず、養子縁組を検討している人」でした。

現時点で自己紹介をすると、以下のようになります。

自己紹介(2024年2月時点)

私は1984年生まれ、今年40歳になります。もう40歳かとびっくりします。ハワイで生まれ(両親とも日本人)、東京・埼玉育ち。大学・大学院で二度パリに留学をして、東京で米系の投資銀行に就職し、その後、NYを経由して、今のパートナーであるフランス人男性と一緒にパリに住むことになり、結婚しました。2014年からパリに住み始めて、今年で10年になります。

2017年より不妊治療を開始したものの、箸にも棒にも引っかからず、2020年より養子縁組を検討しはじめます。そして紆余曲折を経て、2023年7月にラオスより養子縁組で1歳の息子・一生を迎え、同時期に自然妊娠で授かった実子の娘・二葉が誕生。4人家族となりました。

詳しくはこちら。

社会人としては、東京では米系投資銀行を振り出しに、NYでは日系金融機関、パリでは独系不動産アセットマネジメントの会社で働いています。やっていることは、その時々で違っており、完全なるジェネラリストです。

現在は育休中で、2024年5月より復帰予定です。


今、noteを続けるワケ

日本を離れて10年以上が経ち、私が直接話す人は、私と似たような価値観を持っている人に偏りがちであること、また、ここ数年、本当にうんざりするけれどSNSのリコメンド機能で、自分の趣味嗜好と合致しそうなものを目にする機会が増えているせいか、最近の日本社会で何が「普通」かいまいち自信がありません。

なので冒頭のインタビュー記事でで思った以上の反響があったことは、まだ私の感じるところが「あたりまえ」と思わない人もいるんだと新鮮に思いました。

自分のステイタスは変わったものの、多様な家族のかたちが当たり前になればいいなということが、今もモチベーションになっています。そのひとつの家族のかたちとして、私は「養子・実子のミックス家庭」です。

書く内容

noteを眺めていると「養子縁組」に関する記事と、「不妊治療」や「育休」などの記事とでは、そもそも書かれる量が全く違うし、なんなら私がなんとなく書いた「育休延長」のことのほうがハイスピードで読まれたりします。

なので「もしかして他のことを書きながら養子縁組のことを知ってもらうほうが得策なのかも?」なんて思ったりし始めています。

養子縁組その後の日常・思ったことを中心に、時々、もう少し間口の広い話題にも自分の思うところを書いてみたいと思います。

養子縁組関連で(なくても)、何か質問などあればコメント・メッセージ(Instagramはこちら)をいただければ何らかのかたちでお答えしたいと思います。特に4月末までは暇ですので。

よろしくお願いいたします。


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