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児童合唱団にまぎれこむ

オーケストラで第九を演奏させてもらって、人の声の持つ力ってすごい…合唱っていいなぁ…と、思いを新たにしました。
合唱団の皆さんの歌声が素晴らしくて、私も第九を歌ってみたい!という気持ちもいっそう強まり(^^)

私は昔、児童合唱団に入っていたのですが、全然うまくなくて、そんなに歌が好きでもなくて←
でも、やっててよかったな〜と今になって思います。

私は音楽の才能もまるでなかったのですが、合唱団を指導されていた先生に励まされて、音楽高校へ進学しました。(その後の進路は、音楽ではない道を選びましたが…)

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先日、その先生から、児童合唱団の舞台に立たないか、と連絡をもらいました。

なんでも、私たちが所属していた児童合唱団にとって、今年は節目の年だとのこと。
せっかくのアニバーサリーなので、有志の卒団生も2曲ほど一緒に歌おうという企画があるそうで、私にも連絡が。
予定が詰まっていて難しいかなと思いましたが、なんとか日程調整できたので、参加させてもらいました。
同級生も数人いて、楽しい機会でしたが、久しぶりの合唱は難しかった。

音をとるのはそんなに難しくない曲(と感じた)でしたが、ふだん全然歌っていないし、発声練習をする暇もろくになくて、ちょっと歌ってみても、まぁ声が出ない。
私が歌ったパートはFが最高音でしたが、めちゃくちゃしんどかったです。フルート吹くより、歌うのって何倍もしんどいな…と思いました(笑)

声帯が鈍っている(?)というのか、うまく使えてないと感じたし、呼吸関係(?)もすごく疲れて、ものすごくお腹が減りました。
ちょっと歌っただけなのに。

参加した卒団生は、今も合唱を続けている人も、普段歌っていないけれど、わざわざ帰省して参加した人も、子どもを抱えて練習に参加した人もいて。
本番中に指揮をしている先生の頬に涙が光っているのを見て、こちらも泣きそうになってしまいました。
歌って良いですね。

自分の声を使って表現するのって、楽器を使うよりもっと生々しい感情や内面が表に出てきて、発散されるものも多い気がします。
もうちょっと上手く歌えるといいのに。

そして今回、久しぶりに歌って気付いたことがありました。
今の私は、歌う時 (というかソルフェージュする時?)、脳内にフルートの音やフルートの運指が浮かんでいるのです。
同時にピアノの鍵盤や五線譜のイメージも浮かぶのですが、フルートでイメージするのが一番音程をとりやすい。学生の頃はそんなことなかったのに。それだけフルートに親しんでるってことなのかな?

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いろいろな思いの巡った今回の合唱の機会。
本番後、家族に
「たのしかったー!やっぱり第九の合唱、やってみたいな一!合唱団の募集とかチェックしてみようかな?」と言うと、
「もし第九の合唱するなら、いくつかフルートの本番を諦めなさい。今でも無理してるんだから…」と言われてしまいました。

私の音楽活動をいつも応援してくれる家族ですが、釘をさされてしまったw

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