歯周病の匂いがわかると
多分
二度と頭から離れない

あるゼミに参加したとき
会場が
緊張感と
歯周病の匂いに包まれ
体調不良を引き起こしたことがある

なんという厄介な嗅覚

そんな
私も
実は
いつからか
口内を
歯周病の匂いに侵されはじめ
四六時中気になり
いつも心の隅…
いや
真ん中あたりにこの悩みを抱えていた

この匂いの出どころが
「親不知」である
今回
匂いを撒き散らしているのは
左上の
埋没した親不知

埋没していて姿を見たことがないが
レントゲンを撮り
そこにいることを始めて知ることになった

今まで
有難いことに
歯は異常なほど健康で
虫歯になったことがなく
「歯医者」
に慣れていない私

歯医者に入っただけで体調を崩しそうなほどの緊張感
まるで
見えないモンスターが
襲いかかってくるような恐怖…

こうして
埋没親不知抜歯の道のりが始まった