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善光寺のお戒壇巡りで突如あらわれた「曲がり角」

この世にくることをイヤイヤしただろう私は 産まれてくる直前の記憶をどこかに保持していて 誕生日の1ヶ月前の10月に無意識に記憶の再燃が起きる 物事全ては停滞し いままで生きてきた道のりを振り返る時間にいつもなる 秋のキノコシーズンにワクワクする私は 年に一度の停滞祭りを例年必ず忘れ 10月に入った途端にその独特な感覚を思い出し愕然とするのが すっかり恒例となってしまった 今年もやっぱり同じ 今年は 過去の振り返りの中に 「善光寺での出来事」 が含まれていた  この出来

    • ズレても地団駄踏めば元通り

      物事が 順調に むしろ うまくいきすぎるくらいで 人生は 素晴らしい! 位な感じで 調子に乗っていたら ちいさな ズレが生じ これにも あれにも つまづくようになった こんなことが 周期的に わたしには 起こる 親不知抜歯の際に縫った糸を 抜糸したはずなのに まだ 残っていた 歯医者に電話すると 「連休になってしまうので…来てください…」 ここで予定が狂い さらに 仕事の待ち合わせをしていた人が 約束を忘れており 30分遅れてきた 今日は 何かおかしい そ

      • 人生はちいさな奇跡の繰り返し

        いつもと さほど変わらない一日が終わろうとしていた いつものように 夕闇迫る道を 車で走っていると 小さな小さな 小動物が道を横切り あっというまに姿を消した 「あ!」 リスだったと思う 生まれてから 三回目の 野生のリスとの出逢いは 感動する間もなく 瞬時に過ぎ去っていった いつもと 少しだけ違う帰り道 人生は こんな ちいさな 奇跡 の連続だから 人生は 意外と 楽しい

        • 線路はつづくよどこかまで

          朝から 電車の音が 風に乗って聞こえてくる 心なしか緊張感をもち 通勤時間の あの 独特な雰囲気を思い起こした ふいに 窓から入る風に意識を向けると 秋の肌寒い空気が 重い頭をすっきりさせ 先ほどの 通勤時間の独特な雰囲気も いつの間にか 消えていた そういえば 人生を線路のように見立て それに励まされながら 生きていたことがある いや…もう無理だ 死にたい… そんなことを考えていた時期 特段 なにもしなければ 人生の線路はのびつづけている そう思い それを励みに生

        善光寺のお戒壇巡りで突如あらわれた「曲がり角」

          人生はまるで混ざりゆく絵の具のように

          ウイルス騒ぎが勃発してから 絵を描くようになった 絵の具なんてのに 触れるのは いつぶりだろう 絵を描くのは苦手だと思っていた でも 描くのは自由 上手いとか下手なんて 皆無であり 表現を他者と比べる必要もない ただ 手が動くままに筆を動かし 色や形で遊べばいい そう思えたら むしろ 夢中になって描いている 絵の具の色を 混ぜ合わせると 人と人が 出逢い影響をうけているかのように見える 人間だれしも 最初は単色 人生を生きるなかで 色が深まり 深かく味わい深い色

          人生はまるで混ざりゆく絵の具のように

          トカナ

          不意に浮かんだ 「トカナ」 ということば Tocana で検索すると “地震予知、不思議科学、UFO、オカルト、世界遺産など 知的好奇心を刺激するニュースを配信…………” とヒットした オカルト 不思議科学か… 逃れられない宿命なのか… こんな偶然にいつも悔しがる 敏感体質な私は 完全に いわゆる 『スピリチュアル系』 なんだろうが… そのことばが嫌い 日本語で言ってくれ… と突っ込みをいれたくなる ま 何が見えようが どんな未来を感じようが 私は 私らしく生

          まるでそれは神様のように微笑む

          神様がいるだなんて 本当は思いたくない 私は 私の意思で 自由に生きている 神様の思い通りになんて 生きたくない でも そう思えば思うほどに 偶然の一致が どんどん増え どんどん 神様の 思い通りになっていっている 神社に参拝すれば 優しく風が吹き カラスが 微笑む ここには 私の意思できているのに 彼らは ここにくることを 知っていたかのよう 人生は 思い通りにはならない 悔しがり 地団駄踏む 私を見つめ そっと 空が優しく微笑んでいた

          まるでそれは神様のように微笑む

          親不知抜歯三日目のアンパンマン

          親不知を抜歯したのが はるか昔のように感じる イヤだイヤだ と思っていても 終わってしまえば 人間は簡単に忘れる動物なのだ 親不知抜歯の三日目 朝起きて顔を見ると 抜歯した左側の頬が アンパンマンばりに腫れていた アンパンマンは 顔のアンパンをとって 困った子に分けてあげるのに 私には到底できない… 鏡を見るたびに 無駄な腫れだと感じてしまう… 抜歯の際に もらった説明書きに 「抜歯後三日目が一番腫れます」 と書かれていた まさか自分が当てはまってしまうとは… 鈍感

          親不知抜歯三日目のアンパンマン

          親不知抜歯のち腫れ 最終話

          診察室に入ると 優しい顔の先生が 迎えてくれ 「体調悪くない?」 と聞かれるも 緊張で体調不良 とは言えず… ただ 私の心を エスパーかのように察知してくれた 「抜く緊張で元気がないよねー」 と言ってくれ なんだか 力が抜けてしまった 私が選んだ歯医者さんは 「日本歯科学会の指導医」 という 資格を有しているようで 口を触る手つきが 非常に安心感がある 何より 穏やかに対応してくれる 中年の男性の先生が 私をほっとさせてくれ ここにしたのだ 「じゃ麻酔打つねー

          親不知抜歯のち腫れ 最終話

          親不知抜歯のち腫れ 2

          実は 私と同じように 「歯周病の匂い」を察知する人が近くにいる 会うたびに 「あ…匂い! いや…やばいよ…その匂いは 間違いなく歯周病になってるよー 虫歯になってると親不知抜くのが大変だし 何より 多分 その顔つきは 腎臓をやれてるよ…」 と言われ この言葉が 私の ガラスのハートに突き刺さりまくり 埋没親不知の抜歯を決めることとなった 抜歯当日 予定は一切入れず 久しぶりの休みを 午前中は 満喫することとなる 気が小さいにも関わらず 意外と 直前まで嫌なことは考え

          親不知抜歯のち腫れ 2

          親不知抜歯のち腫れ 1

          歯周病の匂いがわかると 多分 二度と頭から離れない あるゼミに参加したとき 会場が 緊張感と 歯周病の匂いに包まれ 体調不良を引き起こしたことがある なんという厄介な嗅覚 そんな 私も 実は いつからか 口内を 歯周病の匂いに侵されはじめ 四六時中気になり いつも心の隅… いや 真ん中あたりにこの悩みを抱えていた この匂いの出どころが 「親不知」である 今回 匂いを撒き散らしているのは 左上の 埋没した親不知 埋没していて姿を見たことがないが レントゲンを撮り そこ

          親不知抜歯のち腫れ 1

          進めないりゆう

          意外に多くの人がトラウマを持つ 小さいころの 家庭での 学校での 悲しい 苦しい 辛い 記憶 大人になっても 消えずに 心にずっと残り続け 前に進む足かせとなる まさか 幼少期のトラウマとは気づかない人もなかにはいて 自暴自棄になり 今を生きることなく 過去を生き続ける もう荷物は そろそろ下ろしていいよ 泣きたければないたらいい 苦しいといってもいい あなたは 頑張ったから

          進めないりゆう

          夏至前の禊

          6月21日が夏至にあたる ラインが変わる前に さまざまな奥にあったことが 表に吹き出す それは 新しい刻が訪れる 準備である 過去のわすれものと 今向き合って 新たな扉を 開く 大切な刻

          夏至前の禊

          輪廻

          私たちがいままで 「ふつう」 とか 「常識」 とか そんな風に思ってた世界は 実は 「異常」 だったりするのかもしれない 今 流れは動き出し 本来の姿に 戻ろうとしている

          生き方を定める方法

          わたしたちは日常のなかで 一度は生死に直面する場面がある 歩けば 虫を踏みつけているかもしれない 道を歩けば 電車や車に ひかれるかもしれない … … … そんな出来事には目もくれず 生きるわたしたちがいる 感染症だけでなく 身近にある 生死をみつめることで 生き方が定まる気もする

          生き方を定める方法