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Diary 2024/2/3 港区女子レポート

港区女子ってそもそもなんぞ?と思うわけですが、個人的には、活動拠点を港区に絞って、年収高い独身男性たちと交流を深め、結婚相手を探す女性という認識です。
高級ブランドや高級レストラン、タワマンの高層階が大好きだけど、自分で買ってたりするわけじゃない。
書いてて気づいた、場所も値段も高いもんが好きなんだな。

その昔、SNSを席巻したキラ女子なみなさん、商社マン、弁護士、医者、外資コンサルで年収一千万とか口を揃えて言っていたけど、それ、なんかバブルの頃から変わってないんじゃなかろうか。
そもそも今の時代、年収一千万じゃ、彼女たちが夢見る贅沢は無理だと思うんだけど、一千万にどれだけ夢見てるんだろうか。
そういえば以前、沖縄に行った時、隣に座った女の子たちが「プロ野球選手と結婚したい。年収一千万もらってるだろうし」って言ってて、「え!プロ野球選手で一千万、すくなっ!」ってびっくりした事がありました。
ちなみに、プロ野球選手の最低年収は一千五百万円だそうです。

リアル港区女子、界隈では見る機会かなりありましたが、オタクな私とは完全に生きてる世界が違うので、個人的な関わりはいっさいございません。
同じ会社にいたり、どっかのパーティとか集まりで知り合ったりって、そんな感じ。
みなさん、それなりにきれいな方ばかりでした。
全員港区在住、東京カレンダー(雑誌)大好きな人たちだった。
そんでもって、同じ会社にいたそっち系の女性のほとんどは、いっしょに仕事はしたくないって人たちでした。社内の評価も、仕事しない、できない、でした。
いわゆる前線で働く人だと結果重視だから、数年で転職していく事になりますが、バックオフィス系やプレスなどの仕事だと逆に長くその会社で働いている人、多かったです。
中には、秘書って仕事でも上司のスケジュール管理すらせずに、本当に何してるかさっぱりわからない人とか、仕事中にお茶しにいっちゃって上司の依頼を「そんなの私の仕事じゃありません」とか言っちゃう人もいました。
プレスの仕事していた人は、会社のパーティで、裏方の仕事は全部別の人達に丸投げして、自分は会社の金で個室借りてそこでカクテルドレスに着替えて、会場で意味不明に呼んだタレントと歓談しながら写真撮影してました。
たぶん、インスタとかに載せたんだと思う(苦笑)
ちなみにその裏方では、パーティで配布するためのブローシャ―(会社のカタログ)と資料、ギフトが封入もパッキングもされないまま貨物で搬入されて放置状態。
早めに到着した我々、それを見て呆然。
管理職含め、全員で腕まくりして、社員総出で作業してぎりぎり開場に間に合わせました。
ちなみにそういう方々は、そもそも出社すらまともにしない人が多かったです。

第一線の仕事にもいました、そういうタイプ。
彼女は一応ちゃんと仕事していたけれど、仕事は実績重視になるので当然厳しい。結果、2~3年ごとに会社を転々とする状況になっていました。
私は港区に住んで、港区で働くのって言っていたのですが、出身は港区ではありませんで。
当時私の隣の席にいた若手男性が、「あの人、いつもここ通る時、ガラスに映った自分の姿をチェックしながら歩いてる」って言ってて、笑っちゃった事があります。
彼女と某所で何度か会った事があるという別の会社の方が、「あんなにきれいで頭もよくて、しかもあんなすごい仕事をしているなんて素晴らしい女性ですよね」って感嘆しておられました。
うん、まぁ、確かに見た目だけならそう見えるし、経歴も一応そうなってるから間違いではない。
しかし、公開されている彼女のプロフィールには演出と脚色がかなりはいっており、元上司は「嘘ばっか!」って言ってました。
でも、別に誰かに迷惑かけてるわけじゃないし、いいんじゃね?と思った私。
東京カレンダーにも取り上げられた事があって、これまた元上司とふたりで、「あの話がこうなるのか~」と感心しましたが、私は彼女の事、嫌いじゃなかったです。
いい加減な事をする人ではなかったし、誰かに迷惑をかけるような事もなかった。それ前提で、自分の求めるものに忠実であるのは良い事だ。

一時、六本木や麻布とかのそっち界隈の店で、そういういかにもお金持ってそうな男性に、通りすがりに名刺渡す煌びやかな女性たちがいたりしたんですが、今もいるのでしょうか?
ちなみにこれ、海外フライトのCAから渡された人もけっこういます。
もちろん、もらった名刺に連絡してそれなりにおつきあいしちゃったりしてる男性陣もおりますが、私が聞いた話は爆笑ものばかりでした。
まぁ、笑える話しか他人にはできないだろう。
そんなふうにできる女性、さぞや自分に自信があるんだろうとある意味感嘆いたしますが、それで結婚までこぎつける可能性はどのくらいの数値になるのか、むしろそっちに興味があります。

あくまでも私見ですが、”お金持ってる”って所だけに集約すれば、彼女たちと喜んでおつきあいし、結婚に至る男性もけっこういると思いますし、実際いました。
ハリーウィンストンの婚約指輪だの、都内外資系ホテルで結婚式だのタワマンだの、そっちの男性陣もそういうのが大好き。
でも、いわゆるいいおうちのご子息となると、逆にそっち界隈の女性には目もくれません。彼ら、超保守的だからね。
昔、友達が某所で知り合った男性陣、外資系金融でぶいぶい稼いでいた人たちという事で、フェラーリだかにも乗ってるって話でしたが(当時)、クラブやレストランでそっち系の女性陣から名刺もらいまくり、声かけられまくりだったそうです。
でも「結婚する気はない」で、その理由が「女には不自由していないし、家の事は金を払えばプロにやってもらえる。結婚する必要性がない」と言っていたとか。
結婚=家事やってもらう って考えなのか、そりゃあまともな女だったら相手しないわな、と思わずみんなで言い合ってしまいましたが、彼らは今、どうしているだろうか。

今、私の仕事しているまわりには、二十代でも数千万稼ぐという人々がぞろりとおります。
でも恐らく港区女子なみなさんの狩人な目には、まったくひっかからないのではないかと思われ。
なんたって、そんなに稼いでいる人たちに見えない。まったく見えない。
そもそも超地味。ブランドものなんて全然身に着けてない。
鬼のように仕事しているし、ちゃらちゃら遊んでいる風にもまったくみえない。っていうか、たぶんそんな時間はなかろう。
彼らみたいな人をターゲットにする港区女子がいたら、正直わたくし、尊敬しちゃうかもしれません。
あれを見抜くのは慧眼だわ。
アキバでアニメグッズ買ってる超オタクな男子と見かけ、まったく変わらない人とかいるもん(笑)

港区女性じゃなくても、お金だーい好きって女性は太古の昔からたくさんいました。
新卒で働いていた商社で、エレベーターホールですれちがいざま、後輩にいきなり腕つかまれて時計ガン見され、「なぁんだ、ロレックスじゃないのか」って言われた事があります。
その彼女は、社内の金持ちの家の子息を全力で落としにかかり、見事に結婚にこぎつけましたが、まぁ、そういう事する女性なのでいろいろお下劣な事をやらかしまくり、結果、夫となった彼は左遷となりました。
私は港区じゃないと生きていけないから!って豪語していた煌びやかな女性、住所は確かに港区だったけど、住んでいたのはものすごい古い工場の隙間に建つ小さなアパートだったって事もありました。
高級ブランドのものばかり着ていたけれど、実は全部ユーズドで、きちんと管理していないとみえて、皺だらけだったりよれていたりしてた人もいました。
港区女子はけっこう自慢大好きな人も多いのですが、意外なところに真実を知る人はけっこういて、それでお里が知れてむしろ大恥かいたって場面にも何度も遭遇しています。
港区女子であるためには、それなりにかなりの苦労があるのだろうと思われ。
港区女子ではないけれど、外資系で適度に稼いでいる港区在住女性たちの中には、美容にも買い物にも笑顔で高額払っておられる方、けっこういらっしゃいますが、そういえば、港区女子なみなさんからは、そういうお金の使い方してる話は聞いた事がないな。
でも考えてみると、自分でそれなりに稼いでいれば、別にお金持ってる男探そうってならないのかも。

今はそうそう港区女子な方と遭遇する機会はありませんが、巷、麻布や六本木の夜にはいらっしゃるのでありましょうし、SNSではけっこうな数、お見掛けします。
夜遊びしないから、最近は実物を見る事もなくなりましたが、みんな、夜の街でがんばっておられるようで何よりです。


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